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麗水万博訪問記 

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 #2 2日目(7月21日)

 16、カザフスタン館

 (1)リトアニア館

 国際館が空く、夜の時間にできるだけ多くの外国パビリオンを巡ろうと、イタリア館に続きB館3階を順に巡ることに。

 愛知万博上海万博でも印象的だったリトアニア館。同じバルト三国のエストニアとラトビアが今回出展していないことを考えると、リトアニアという国が万博に力を入れているということが推測できますね。


 今回のテーマは「未来体験:リトアニアの沿岸開発と保存」ということになっているんですが、展示のメインは、同国が誇る翡翠(ヒスイ)。まずは、パビリオンに入ると翡翠色の空間が広がり、壁際にはポールが幾つも並べられています。


 ポールを上から覗くとご覧のような、昆虫が閉じ込められている翡翠を見ることができます。とっても珍しいものだそうです。それほど奇をてらった展示、多額の費用を掛けた展示というものではありませんが、印象に残るパビリオンでしたね。どの万博でも、アジアではフィリピン館、ヨーロッパではこのリトアニア館がお気に入りとなりました。



 (2)ベルギー館

 ベルギー館の多くの展示の中で、一番目に留まったのが、サックスの発明者、アドルフ・サックスのパネル。音の大きな金管楽器と、音域の広い木管楽器を融合させたのが、この人。今ではあまりにもポピュラー過ぎる楽器となっていますが、歴史は比較的新しいものです。ちなみに、ベルギー発行の旧200フラン札はサックスでした(こちら参考)。

 そして、もう一つが、2017年万博誘致のパネル。ベルギー・リエージュとカザフスタン・アスタナが立候補していることは初めて知りました。

 

 (3)カザフスタン館

 そして、もう一方の立候補国。カザフスタン。ベルギーの展示が結構地味なのに対し、こちらは歌あり、舞踊あり、映像あり、最後は首相の挨拶まであるという熱の入れよう。この万博では、どの外国館でも映像が多かっただけに、ライブでの演奏・舞踊はひときわ目立ちましたね。


 こちらは、シンボルマークと会場予想図(?)。

 
 ちなみに、この半年後の11月。このカザフスタン・アスタナでの開催が決定。新興国にして有数の資源国、誘致運動も熱心だったことでしょう。アスタナ万博のテーマは”Energy of the Future(未来のエネルギー)”とか、公式サイトはこちら


 (4)フランス館、その他

 パビリオンの閉館時間も近づいてきたこともあり、急いで未制覇の外国館へ。

 フランス館。いつも洗練された展示。テーマ「海水の淡水化」に沿った展示もあったんでしょうが、印象に残っているのはやはり内装のデザインですね。

 アメリカ館(写真左)は映像がメイン。国務長官や大統領のご挨拶があるというのも、定番でしょうか。ただ、国家として万博に関与しなくなったので、愛知万博や麗水万博でも大阪万博のような華やかさはなくなりましたね。

 オーストラリア館(写真右)。アボリジニの展示があるのは定番になりましたね。閉館時間を過ぎても入場できるという、遅くまで賑やかなのも毎度のこと、のようです。

 

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