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上海万博訪問記2 

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 #2 2日目(8月16日)

 8、テーマ館
 

 今回の旅の目的のひとつでもある、5つのテーマ館の入場。残る3つは、このBエリアの南側の、巨大な建物(8)の中に、詰め込まれています。 


  このテーマ館、長さが180メートルという、本当にでかい建物。工場を再利用した建物といい、このテーマ館といい、愛知万博では見られなかった規模の建物が多いですね。 夜間はライトアップされ、時間とともに色が変わって行きます。 


  こちらも、建物に似合った広大な”堀”が設けられていますね。 


 まずは、「都市の人間館」。前回も、このテーマ館の際まできたのですが、入口がどこにあるかもわかりませんでした。入口が外にあったり、館内にあったり、ちょっと分かりにくい構造ですね~。


 ここは、6つの大陸に住む6家族を軸に、比較対照しながら、人間と都市の関係を考えるという、なかなか分かりやすい構成。とにかく展示スペースが広大、歩くだけでもくたびれますです。この時間になると、集中して展示をみる気力も低下気味。 

 上海万博で入館したパビリオンはごく限られているんですが、その少ない中でもよく目にしたのが、360度パノラマスクリーン。大阪万博の「みどり館」(古過ぎて、すいません)は画期的な手法でした。愛知万博でも、よく目にしました。このパビリオンでも、みつけました。 

 私の前を行く来館者が、この360度パノラマスクリーンを素通りしていった中、私が中央で腰掛けてひとりでゆっくりと見ていると、いつの間にか多くの人が腰を下ろして見始めたのは、ちょっと面白かったです。恐らく皆、この涼しい空間で座りたかったのではないかと、思います。 


  次は、「都市の惑星館」。人類と環境問題をテーマに、地球という視点から考えていこうというパビリオン。 


 とにかく、スケールが一番大きなテーマ館。地球の形をしたスクリーンが圧巻。ちょっと分かりにくいですが、写真の上部に明るい部分が2つありますね。そこに映っているのが人影です。人間と大きさと比較すると、この地球型スクリーンがいかに巨大なものかが、わかると思います。 


  最後は、またしても360度パノラマスクリーン。こちらはなかなか映像もよかったです。都市の誕生から、環境悪化による破壊、そして再生、といった推移をおだやかな様子で映し出していきます。途中で、日本の小田原城が出てきたような気もしたのですが、お疲れ気味で記憶もあいまい、です。 

 このシアター、愛知万博の地球市民村の「ドリーミーシアター」(でしたっけ?)の昼寝場所みたいな、なごやかな画像で、ついつい寝転がってみていると、隣の女性も横になって見出したので、これもなんか面白かったです。 


 2つのテーマ館を見るだけで、1時間。これだけ大きなパビリオン、中を歩くだけでもかなりの距離があるんではないかと。ここでもう9時。残る一つのテーマ館は、明日に残すことにしました。これだけの広いパビリオンを、もう1つ見る元気は、もう残っていませんでした。 

 帰る前に、昼間はなかなかすぐには入れない、アジア州のパビリオンをひとつ入っておけ、と欲が出て、シンガポール館へ行ってみることにしました。先ほど、高架歩道の上から眺めた、円柱状の建物です。 

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