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万博遺跡レポート

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#63 残されたグローバル・ループ 07/04/29
 
 ールデンウイークが始まり、好天に恵まれた記念公園も朝から多くの来園者で賑わいました。私もさっそく出動、第二期オープンエリアの中でも、まだ定点撮影が終了していない地点の撮影をしてきました。
 混雑を見越して、朝早くからリニモを利用しての公園訪問。西公園駅で下車して、新しく(再び?)設けられた北西入り口からの入園です。ここは開園1周年記念日にも一度利用したところ。大観覧車(写真左)を西から見上げながら、新しく設けられた園路を通って西駐車場へ(写真右)。朝の10時だというのに、こちらはほぼ満車。こちらに収容し切れないときは、[コモン5]のサラ地が臨時駐車場になるようです。

西から見た大観覧車 西駐車場


 このところ来園時間が遅く、逆光で撮影できなかった西口休憩所=[愛知県館]付近から撮影開始。さらには、西駐車場から広場へ通じる通路(会期中はグローバルループの下)付近、そして大広場へと移動。この通路は青少年公園時代に姿が戻り、現在ではどこにグローバルループがあったのか想像するのも難しいような状態。会期中の画像と、目の前の景色を見比べながら、どのように変ってきたかを、自分自身に納得させたいました。比較対照写真はこちらこちら
 一通りの定点撮影を終えて、今日も[ワールドレストラン]の白屋根の下で休憩。長久手町の商工会のみなさんにより臨時店舗が設けられていて、その前でお昼休憩を取る家族連れも多く見られました。広場に目を移すと、こちらでも多くの家族連れ。前回よりもかなりの賑わいです。

[ワールドレストラン] 広場


 は、「こいの池」「かえで池」のほとりを散策してから、日本庭園と森林楽園へ。前回はどこを散策していても桜の花を目にすることができたのが、今日はツツジと花見月(はなみずき)。花壇はよく整備されていて、造園関係者の方々の想いが伝わってきます。いい目の保養になりました。

[ワールドレストラン] こいの池
日本庭園 林床花園


 日のメインが、グローバルループ。もちろん、上を歩くことはできません。フィールドセンターから西口休憩所へ向かうバスの車窓から眺めることができるというのは万博ファンの間で話題となっています。バスは休日だと30分に1本の割りで運行。少し早めに並んで、GLを撮影できる座席を確保。バスは直ぐに満席、乗り損ねたお客さんもちらほらといらっしゃったようです。
 出発してすぐ、右側にGLが見えてきました(写真右上)。瞬く間にGLの下を潜り抜けて、バスは西駐車場へと到着。撮影できたのは下の2枚だけです。
 会期中はGLの下に降りることができなかったため、この画像との比較対照はできませんが、視点が比較的近い画像を探してみました。写真左下は、こちら。そして、写真右下は、こちら。GLの向こう側の高台にヨルダン館があったんですね。
 GLの開放は3年後の、第三期オープンとのこと。でも、その前に1度くらい、開放していただけません?


 
 日、発見したビューポイントが、林床花園の西入り口付近の通路。
 会期中の森の自然学校(北の森)の西側出口と言えば、「こいの池」の北側のグローバルループに降りてくる通路でした(こちらこちら参照)。会期後は、グロバルループとともにこの通路も取り壊され、それに代わって設けられたのが、「かえで池」に下りてくる通路です。
 西口休憩所から日本庭園へ進むとすぐ、左側に(会期中は閉鎖されていた)階段が見えます(写真左上)。この階段を登ると、急な坂道(写真右上)、登りきったところに新しく設けられた階段(写真左下)。ここは会期中に小屋(警備員室?)があった辺りでしょうか。
 ここからの眺めが写真右下。西駐車場から大花壇の辺りまで見渡せます。いかがですか? 整備中のエリアを見渡せる地点としては、「散策の森」「EV棟」と並んでお勧めです。ここからの眺望も、定点撮影のポイントに加えていこうかと思います。ちなみに、これに近い会期中の画像はこちらでしょうか。

林床花園、西側出口 登り坂
階段 西駐車場と「こいの池」


 床花園をそのまま西へ進み、展望台のある「春の女神の丘」へ行ってみました(写真左)。こちらは会期中に一度訪れただけ、あれ以来の訪問です。ここからは大観覧車、そして左の方には名古屋の高層ビル群か霞んでみえます(写真右)。会期中はこちらのような景観、「大地の塔」やゴンドラが見えます。が、この日は雨でしたので、高層ビルまでは見えませんね。
 
[ワールドレストラン]・南から 西を望む


 と通りの定点撮影をすませて、今日も愛・地球博記念館へ立ち寄ってみました。途中の、EV塔やスケート場の近くには、木陰を求めて休息する人が多く、まるで会期中のような光景。早い時間から、お疲れ様でした。



 て、ここで紹介致しますのが、本日(4/29)発売の「モリコロパークのクリアファイル」。表面には、モリコロパークの文字とモリコロのイラスト。一見、何の変哲もない関連グッズのようですが、これがなかなかの優れモノ。
 裏面は写真左のように、万博会期中の会場略図が描かれています。グローバルループに、各ゾーン・コモン、そして全パビリオンの位置。このファイルの中に、案内所で配布されているモリコロパークの地図を入れると、あ〜ら不思議、万博会場と現在の公園の重ね図となります。
 例えば、西駐車場付近ですと、写真右のように表示されます。これを見ると、ガランとした西駐車場のどの辺りに、どの方向に西エントランスが位置していたのかが一目瞭然。会場の定点撮影をしている私としては非常に便利なもの。これからいろいろと利用させていただくことにします(もっと、早く欲しかったですが)。
 定価200円。一万セット限定販売。記念公園へお立ち寄りの際は、記念に是非お買い求めください。

クリアファイル裏側。万博会場略図。 重ね合わせた、西駐車場の地図。


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