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万博遺跡レポート
#37 畑に戻った西ターミナル 06/05/15 西エントランス 先週木曜日、会場跡へ行ってきた万博ファンのメル友、Kさんから現場報告のメールをいただきました。会場跡地に残された、最後の巨大仮設施設となってしまった西エントランス。取り壊し工事が進み、残りが三分の一になってしまったとか。先週の月曜日にはまだ三分の二は残っていたのに、かなりの速さです。 今日はまだ西エントランスが残っているか、大変気になります。前熊東交差点を右折すると、やがてコモン6の尖塔が目に飛び込んできます。そして次は巨大なクレーン。そしてありました、西エントランスの西端の部分がわずかに。ほっとしました。 思い起こせば、閉幕後毎週、県道田籾線を走りながら会場跡地の様子を車から眺め続けてきたものです。西ターミナルの渡り廊下に始まり、西ゲート、アフリカ館、グローバルループ。思い出のある施設が次々に姿を消していきました。そして最後に残った西エントランス。次回は間違いなく跡形もなくなっていることでしょう。これで、8ヶ月間続いた万博会場取り壊しも終了ということになりますね。 畑に戻った西ターミナル 今日は月一のリニモからの定点観察の日。西ゲート付近からリニモ公園西へと足を延ばしました。西ターミナルは早い時期に取り壊しが完了、すでにきれいに整地されています。瀬戸ターミナル跡地が住宅地となるのと同様、西ターミナルもてっきり住宅地になるものだと思っていました。でも今日、近くから覗くと、なにやら真ん中にプレハブの小屋が(写真左)。さらに歩くとご覧のような看板(写真右)を発見、「秀明自然農法(無肥料無農薬) 品種コシヒカリ」と記されていました。そうなんですね。西ターミナルは会期前の畑に戻ったんです。住宅地になるんではないかというのは、私の単なる勘違いだったようです。 県道田籾線と公園の間に挟まれた細長い低地(香流川により形成されたと考えられますが)。会期中、県外から多くの観光バスを向かえた西ターミナルも、会期前の静けさを取り戻しつつあるようです。 リニモ「万博会場」駅 万博北口があったリニモ駅も、「万博会場」から「愛・地球博記念公園」へと名称が変更され、7月15日の新公園の開園を待つだけとなりました。駅舎の南側の仮設部分は早い時期に取り壊され、今や会期中の名残もなくなってしまいました。唯一、残っているのが北側部分。こちらも4月に入り、取り壊し工事が始まりました。 いつもは下の道路から工事を眺めていただけですが、今日はホームから取り壊し中の反対ホームを撮影。ときどき私のように工事中の写真を撮っていく輩がいるのか、休憩中の工事関係者の若いお兄さんが私を見て笑っていました。すいません、休憩の邪魔をして。 新公園の整備 北ゲート付近の仮設施設の撤去はすべて完了、現在は旧・企業ゾーンで新公園の駐車場の整備が進んでいます。新しい2つの施設もかなり輪郭がはっきりしてきました(写真下)。トヨタグループ館跡地の北側からその様子は毎週眺めているのですが、このような近くからみるのは初めて。これは、トイレと休憩所・売店でしょうか。何ができるか楽しみです。 公園西駅から記念公園駅まで同じ車両で移動し、会場跡地を熱心に撮影されているひとりの紳士を発見。このような「お仲間」らしき人をみつけると必ず声を掛けさせていただいています。お陰で、万博ファンサイトに誘っていただいたり、メル友になったり。 今日の方はなんと東京の方。会期中は数回来場されたそうですが、会場跡地へは閉幕後初とのこと。それも沖縄からの帰途、わざわざ中部国際空港で降りられてこちらにいらっしゃったとのこと。その行動力に驚くと同時に、万博に対する熱い想いには、同じ万博ファンとしてうれしくもありました。 パビリオンがどこにあったかを思い出しながら、初めてみる「万博遺跡」を感慨深く眺めていらっしゃいました。私も、リニモ駅から離れた会場各地の今の様子をお話したり、会期中の思い出に浸ったりと、楽しい時間を過させていただきました。新公園がオープンした暁にはまたこちらへ遊びに来ていただきたいものです。今日はありがとうございました。 |