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万博遺跡レポート
#38 消失する西エントランス 06/05/21 消失する西エントランス 万博ファンサイト「EnjoyTravel」の「海上の森」でのオフ会の帰途、ちょっと足を延ばして会場跡地へ寄ってきました。先週でもかなり撤去が進んでいた西エントランス。ひょっとして今日はもうないかもしれないし、明日だと残っている可能性がさらに低くなるし、と、気になって仕方がなかったんです。今朝会場を近くを通ってきたオフ会参加の方によると、西エントランス前で巨大クレーンを確認、まだ残っているはずだとおっしゃっていました。 いつものように県道田籾線を南下すると、中央通路の右側だけが中に浮いている状態の西エントランスが目に映りました(写真)。これはUFJ銀行があったあたりでしょうか。まあ、なんとか間に合ったというか、かろうじて残っていたといたというか。 思い起こせば、一番最初にバンドの皆と万博を訪問したとき、西エントランスのエレベーターを通って愛知県館へ向かったんでした。この前で、その日の散策予定を相談したり、昼食後も小腹が空いたのでU山君と西エントランス内のトルコ料理を食べたり。あれから始まった西エントランスでの多くの想い出、そして閉幕後も最後までその姿を楽しませてもらいました。これでいよいよ、西エントランスも写真の中と私の記憶の中だけのものとなるわけですね。 次の日、万博ファンのKさんから、会場跡地訪問の報告がメールされてきました。西エントランスはもう跡形もなくなっていたとか。分かっていたこととはいえ、寂しいものです。この日にみた西エントランスは、やはり最期の姿だったんですね。 コモン3の尖塔 西エントランスを撮影後、砂防公園駐車場へ戻ると、なんと先ほどまで一緒に海上の森を歩いていたJさん母子にばったり。考えることは同じですね。Jさん開口一番、「葱坊主の頭って、この間まであったよね」。 そうです、先週は確かにあった葱坊主の頭が、なくなっていました。閉幕後8ヶ月を経ても残されていたので、これらの尖塔はてっきりこのまま保存されるものだと思い込んでいましたが、やはりこれも撤去されてしまうんでしょうか。実に残念、というか、私の早とちりだったというか。 隣接するコモン4跡でも外国パビリオンが撤去の真っ最中。最後まで残っていたベルギー館と北欧共同館も骨組みだけとなっています。「倉庫群」も姿を消し、会場南辺りも会期前の静かな姿に戻りつつあります。 |