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万博遺跡レポート
#24 モリゾーゴンドラ瀬戸駅 06/02/27 愛知万博開幕1周年まであと1ヶ月あまり。3月25日には、あちらこちらで記念行事が開催されるようです。万博ファンのみなさんは、どの行事に参加しようか、スケジュール調整にきっと苦労されているのではないでしょうか。私は仕事終了後、愛知県の記念イベントを覗いてこようかと、今から楽しみにしています。 さて、会場跡地は閉幕して5ヶ月、会場周辺から見ることのできたほとんどの施設は撤去が終了、北ゲート周辺や企業パビリオンゾーン、さらには西ゲート周辺やアフリカ館の跡地には広大な、表土むき出しのサラ地が広がっています。 先日、懇意にしていただいているお客さんに、私がまだ会場跡地に撮影に通っていることを口にすると。 「まんだ、そんなことやっとんの〜。万博なんて夢の夢だがね。いつもででも、キッコロ、言っとってかんがね。もう、野球も始まるし、サッカーも始まるし」。 そうですね、サラ地が広がる会場跡は、まさに「夢の夢」の跡ですね。でも、です。「夢の夢」が、次の新しい都市公園に変っていく姿を、この目でしっかりと記録しておきたいと、お客さんのご忠告とは裏腹に、強く決意したのでありました。 モリゾーゴンドラ 会期中、瀬戸会場へは2度訪問。そのうち、モリゾーゴンドラを利用したのは6月の1度だけです。長久手会場内のキッコロゴンドラとは違って冷房なし。おまけに途中でゴンドラのウインドウに白いスモークが張ってせっかくの外の景色も見えなくなるし。でも、霧が晴れて、目の前に突然、市民パビリオンが現れたときの感動はわすれられませんね(写真左)。 閉幕後、瀬戸会場跡地へも毎週通うようになりました。会期中の2回に対して、こちらは既に15回。会期中よりも愛着がわいてきたのではないかと思うほどです。その瀬戸会場も、ほとんどの施設が撤去され、残るはモリゾーゴンドラ駅だけ。先々週に本格的な工事が始まり、現在の状況はご覧のようです(写真右)。今日も重機が撤去工事の真っ最中。予想では、完全撤去まであと2週間ってところでしょうか。
グローバルループ 会場周辺から間近に眺められるグローバルループ(以下、GLと略)も、残るは西ゲート周辺のみ。アフリカ館の撤去工事中は、しばらく工事が中断されていたのですが、2週間前から再開。今日は、もう西エントランス前までなくなっているのではないかと予想していました。しかし、まったく変化なし。したがって、レポートすることはまったくありません。 ひとつ気づいたのが、砂防公園からみたGL跡(写真右)。愛知万博の遺産として残されるGLは、コモン4から3にかけての部分。その西端が、ご覧の箇所に当たります。GL撤去後は、その残骸がしばらく放置されていました(写真@)。その残骸もいつの間にか撤去。そして今日は同所で大掛かりな作業が行われていました。閉幕後の5ヶ月間、施設の撤去ばかり眺めてきましたが、新しい施設が作られているのは初めてのことです(リニモ駅は除いて)。 会場跡地へ毎週通っているのは、変化を”楽しむ”ため。でも、ここのところ大きな変化もなくなってきたので、2週間に1度でいいかも、と思っています。そんな中、このような新しい動きがあると、ちょっとうれしいですね。
北ゲート 北ゲート周辺も、もうほとんど変化なし。したがって、こちらもレポートすることはなし。そんな中、ちょっと気になったのが、1/29に報告した「盛り土」。気のせいか、次第に大きくなっているように感じます(写真下)。記念公園の基本計画によりますと、この一帯はテーマゾーン「イデアの広場」予定地。こちらも、上記のGLと同様、新しい工事に取り掛かっているところなのでしょうか。この「盛り土」も、ちょっと注目していきたいものです。 |