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万博遺跡レポート 

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#25 「海上の森センター」へ 06/03/06

 
朝からの冷たい雨も昼過ぎには小康状態。先日のように傘をさしての会場跡地散策を覚悟していたのですが、なんとか傘なしでの散策となりました。快晴の日は散策していて快適なだけでなく、その日に撮影した画像も鮮明、HPにアップしていても見栄えがいいものですね。しかし、快晴の日には、たったひとつだけ問題が。瀬戸日本館・愛知県館の撮影が、地形的な理由からいつも西日で逆光になってしまうこと。今日は幸いにも曇り。瀬戸会場の、鮮明とはいきませんが逆光でない写真をアップすることができました。

 「海上の森センター」

 長久手会場が、「愛・地球博記念公園」として今年の7月に再開されることは、マスコミを通じてよく知られています。瀬戸会場も同様に、「海上の森センター」として再オープンの予定。県によりますと、海上の森を万博の「環境重視」の理念や成果を受け継ぐ「愛知万博記念の森」とし、センターは環境保全活動の拠点や海上の森に関する資料展示、教育の場所に使う予定だそうです(「朝日新聞」朝刊、06/01/13)。

 そのセンターとなるのが、旧・瀬戸愛知県館。上層の仮設部分が撤去され、下層の恒久部分を改修してのオープン。今年に入って始まった仮設部分の撤去もほとんど完了(写真)、その全容が明らかになってきました。再び入館できるのが、楽しみですね。

 さて、瀬戸会場の他の施設は撤去完了。瀬戸日本館はご覧のように既に姿を消し、跡地は整地されています(写真・手前)。一方、市民パビリオンやゴンドラ駅もなくなってしまった西のエリアでは、天水皿だけが荒涼とした工事現場の真ん中で、その変らない姿を留めるだけとなりました。



 
 長久手会場

 こちらも近くに見えるパビリオンは完全に撤去が完了。それに伴い、会場跡地を訪れる万博ファンの姿もめっきり減ったように感じます。近くから望める施設は、残すところ西ゲート近くのグローバルループだけ。そのGLも、ここ2週間は新しい動きがまったくないようです。

 トヨタ館跡地の前のリニモ高架下からは、会期中と変らないご覧のような光景が望めます。コモン1・2の外国館も徐々に撤去が進んでいるようですが、愛・地球広場前のグローバルループはまだまだ健在。現在、会期中の面影が一番残っているのは、この辺りかもしれませんね。


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