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ミラノ万博訪問記
2-3 UAE館 2日目(9月20日) 万博出発前の情報交換会でお勧めのパビリオンや人気パビリオンについての情報をいただき、それに基づいて朝一番に入館するパビリオンだけは決めておきました。初日が、2020年の万博開催国であるUAE(アラブ首長国連邦)。7つの首長国の一つ、ドバイで開催されることが決まっています。 上海万博や麗水万博におけるイタリア館についても言えることですが、次期開催国の展示は力が入っていますし、次期万博の紹介コーナーもあって、万博ファンとしては是非押させておきたいパビリオンです。 南ケートから大通りを一気に駆け抜け、お目当てのUAE館の前に到着(9:10)。列はまだ十数人が並びかけたところで、まずまずの滑り出しですね。 私のすぐ前には、1人で万博に来たという同世代、あるいはもう少し年上の男性。「暑いですね~」なんて世間話に始まり(英語で、イタリア語じゃないですよ)、初めて万博に来たこと翌日はミラノ観光をして帰るということを聞きました。ミラノに来て感じたのですが、イタリアの男性(50代~60代)、とってもオシャレでカッコいい! 某国みたいに肥満の人はほとんど見かけなかったし、ローマの彫像のような顔立ちで、映画俳優みたいだなと思いました。 しばらくしてGさんも合流、列は瞬く間に長くなってきました。人気パビリオンには朝一で並ぼうという考えはどこも同じですね。 9時半頃には、列も動き出してゆっくりとパビリオンの中へ。パビリオンの壁面は砂漠の風紋をイメージしたデザインのようですね。細長い空間をくぐり抜けると最初の展示コーナー。各ショーケースの中に自然や産業が紹介されています。 次に、係員の解説があるのですが、イタリア語か英語かの選択があり、英語は私とGさんの2人だけ。残りはすべて現地のイタリア人ってことなんですね。 メインショーは、映像。UAEが、短期間に砂漠から大都市へと発展していった様子を、主人公の少女の家族を通して紹介。スマホを弄る現代の少女が、遊牧民の生活を送っていた祖父母世代の時代へタイムスリップするという設定で、2つの時代を比較しつつ同国の急激な発展を映し出していました。
次のコーナーは、ソーラーパークの模型。石油・天然ガスを産出する資源大国ですが、次世代のエネルギーについても着手しているというPRでしょうか。展示ですが、白を基調とした展示は、上海万博のメッカ実践例館の似ていますね。シェイク・ザイード・グランドモスクのイメージですね。 最後は、2020年ドバイ万博の紹介コーナー。パネルと万博会場の解説。従来の万博の会場と異なり、円形・人工的な点が特徴ですね。5年後のドバイ万博、是非、行きたいものです。 出口では、万博では定番の記念スタンプ。開幕当初に訪問された万博仲間の方からはスタンプについては全くお聞きしていなかったので、てっきりミラノ万博ではないものと思っていました。聞くところによると、スタンプが設置されたのは会期もかなり過ぎた頃とのこと、大阪万博以降、スタンプを楽しみにしていた私としてはラッキーでした。ちなみに、アラビアも文字は来場者の名前を一人一人記したもの。サービス精神満点ですね。 なお、ミラノ万博でも他万博と同様、スタンプ専用の公式パスポートがありましたが、私は愛知・上海・麗水の3万博と同様、持参のスタンプ帳にスタンプを埋めていきました。 |