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ミラノ万博訪問記 

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 2-4 ポーランド館 1日目(9月20日)

 (1)デクマーノ

 1つ目のパビリオンを出て(10:40)、2つ目のお目当て、アメリカ館へ。大通りのデクマーノは、先程とは打って変わってかなりの人出。万博に来た実感が沸いてきますね~。


  通りの真ん中には、「盆栽の棚」のような装飾や、カラフルな椅子の休憩所が設けられています。愛知万博のグローバルループよりも、幅がかなり広いので、通行の邪魔にはならないし、だだっ広い大通りのアクセントになっていますね。「盆栽の棚」の足元のパネルには、”DANTE FERRETTI”(映画の美術監督として著名らしい)、”Il mercato delle spezie(スパイス市場)”とあることから、スパイスを産出する植物を用いた彼の作品ということなのでしょう。


  (2)ポーランド館

 どの万博でも楽しみにしているのが、高所からの万博会場撮影。塔・観覧車や高層のパビリオンから会場風景を展望すると、美しい会場風景が堪能できるというだけでなく、会場の構造が一目でわかるという楽しみもあります。まあ、お城でいうと、天守閣から内郭の様子を観察するようなものですね。

 訪問前の情報交換会で収集した情報によると、塔はないけれど、いくつかのパビリオン屋上からは会場の風景を展望できるとのこと。そのひとつがポーランド館。ということで、アメリカ館に向かう途中で見かけたポーランド館にも立ち寄ってみることにしました。

 ポーランド館というと、愛知万博でのパビリオンが自然素材を利用していたということで話題になりました。愛知万博の次の上海万博でも自然素材を利用してパビリオンを多く見かけましたが、ここミラノ万博でその割合はかなり上がったのではないかとの印象を、訪問前から持っていました(ネット情報より)。

 ミラノ万博のポーランド館も、木材を用いた外観。愛知万博の時よりも、「自然素材を利用しています」感がより強いですね。多くのパビリオンを見ていて思うのですが、長細い敷地ということもあり、パビリオン前にちょっとした広場が設けられている所も多いです。その中のオブジェも個性が出ていて、見ていて興味深いです。白い花を咲かせる木をモチーフとしたこのテントも、なかなか美しいですね。


 外観はご覧のような木材を釘で打ち付けて組まれたもの。この点、組木細工の日本館(後述)とは大きく異なりますね。狭い階段がパビリオンの入り口となっています。


 いきなり屋上にたどり着くと、そこは自然庭園。弧の万博も自然や環境を意識した万博ですね。


 屋上のほんの一部の隙間から会場の様子を眺めることが出来ました。青い空に会場を囲む水堀、そしてパビリオンや緑の木々の調和が美しいですね~。


 万博の風景やパビリオン外観重視で、肝心のパビリオンの展示は一通りみるだけ。定期的に演奏されるであろうピアノが設置してあるホール、そしてチョコレートで形作られた模型が気になりました。



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