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麗水万博訪問記 

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 #2 2日目(7月21日)

 6、国際館~第2万博軸

 (1)国際館の構造
 
 ここで、国際館について紹介しておきたいと思います。104カ国がパビリオンを出展している、麗水万博最大の建造物。外観は、霧の中に見え隠れする多島海の島々をイメージしているといいます。こちらは、第一日目に、スカイタワー(南側)から国際館を眺めた様子。
 

 国際館は、さらに4つのブロック(建造物)から構成。Aブロック・Bブロックが大西洋ゾーン、Cブロックが太平洋ゾーン、Dブロックがインド洋ゾーンとなっています。地上3階、地下1階ですが、基本的には1階と3階の2層構造となっています。

 A・BとC・Dの間にエキスポ・デジタルギャラリーが設けられ、3階部分はそれぞれ回廊で結ばれています。


 ここでは、テーマ館から4号門へ通じる、「第2万博軸」、つまり、A・CとB・Dのの間の通路の様子を見ていくことにします。実は、ここの通路が、この万博で一番気に入ったスポット、ランドスケープデザインもなかなか凝っています。

 
 (2)「第2万博軸」の様子

 では、テーマ館から4号門という順に見て行きます。

 国際館から、テーマ館を眺めた様子。写真左が国際館3階から、写真右が1階からの撮影です(以下、同様)。エキスポ広場の向こうにテーマ館が見えます。


 CからDを眺める。「第二万博軸」の通路に面した国際館の壁面。これが、それぞれ異なったデザインがされていて、これらを比較対照しながら、この通路を歩くだけでも、なかなか楽しいものです。国際館の最上部は、写真のように、白いラインが幾重にも張り巡らされていて、とても美しく感じられます。雲をイメージしているのでしょう。


 DからCを眺める。Cの海側は、エキスポホールが置かれています。ここだけが、一面ガラス張りとなっています。


 CとDの間から、4号ゲート方面を眺める。正面に巨大なエキスポ・デジタルギャラリーが見えますね。デジタルギャラリーの「第1万博軸」とこの「第2万博軸」の交わる地点が、この麗水万博会場のヘソ、親子連れのオブジェが設置してある地点です。


 「第一万博軸」のメインゲート側から、このヘソを眺める。デジタルギャラリーの大きさが実感できますね。正面には、B=Dを結ぶ回廊(以下、「B=D回廊」と略)が見えます。ちなみに、この画像は、A=C回廊から撮影したものです。


 通路から、CとDの壁面を眺める。C(写真左)は樹木、D(写真右)は滝。静と動と、対照的なイメージになっています。Dと下には小さな池が設けられていて、子供さん方が涼をとるには持って来いの場所となっています。


 A=B回廊から、それぞれの壁面を眺める。特に注目されるのが、写真左上の壁面。「いろは坂」状の散策路となっています。


 実際に歩いたときの様子。3階から1階へ降りていきます。緑がふんだんに用いられていて、素晴らしいランドスケープデザインですね。ただ、なんか愛知万博のコモン1の散策路に似ているような気もするんですが(こちらこちら)。


 次は、各ゾーンの中を横切る通路。この両側に、各国のパビリオンが配置されています。写真左はAソーン、アンゴラ館とノルウェー館の間を通る通路。写真右は、A=D回廊の真下から、シンガポール館を眺めた様子。


 「第2万博軸」に戻ります。写真左は、A=B回廊から4号門を眺めたもの。さらに向こう側には、「第2万博軸」の始点ともいうべき、エキスポタウンが見えますね。そして、写真右はデジタルギャラリーの真下から、このA=B回廊を眺めたものです。


 最期に、もう一度、テーマ館方面を振り返って見ます。写真左は、A=B回廊からデジタルギャラリーを眺めたもの。今までの画像では気が付きにくいんですが、通路が曲がりくねって造られているのがわかりますね。そして、写真左はもう少しデジタルギャラリーよりからテーマ館方面を眺めたものです。


 以上、「第2万博軸」の様子をざっと眺めてきました。3階に上がると、また違った光景が楽しめますが、それはまた別項で。

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