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上海万博訪問記2 

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 #2 2日目(8月16日)

 6、都市足跡館
 

 (1)Dエリア

 「実践区」の見学を終え、次のDエリアへ移動することに(3時半)。Dエリアの河沿いにも、造船所時代の産業遺産が残されています。それが2つのドック。一つは、水が湛えられた状態、もう一方は水を抜かれた広大な地下空間を利用して、ステージが設けられています。前回は、ここで子供向けのショーが行われていましたね。 


  愛知万博において、グローバルループの上から会場の風景を撮影していたのと同様、ここでも高架歩道の上から、いろいろと撮影してみました。Dエリアから、対岸の浦東エリアを眺めたのが、次の写真。 


  上海万博を代表する建造物が一望できますね。この辺りが、世博軸の北端に当たります。左から、文化センター、世博軸、世博センターです。UFOの形をした、文化センター、6階に展望台が設けられています。パビリオン以外で、会場の風景が一望できる、恐らく唯一の場所、ということでこちらも今回の万博訪問の目的の一つとなっていました。最終日の朝一番に展望台まで上ったんですが、報告は後ほどということで。 


  視点を左に移動すると、日本館が見えますね。繭の形をしていると言われていますが、私からみると、愛知万博の長久手日本館と基本的にはまったく変わっていない気もするんですが。確かその前のハノーバー博でも、同じような形をしていたような記憶もあるんですが・・・ 


 高架歩道をさらに西へ。雰囲気は(何度も書いていますが、愛知万博のグローバルループそのもの)。ずっと進むと、前回、2時間待って入ったコカコーラ館が見えてきました(写真右)。 


 (2)都市足跡館

  高架歩道の突き当たりまで来ると、もう一つのテーマ館「「都市足跡館」が見えてきました。待ち時間は20分とのことでしたので(上海万博では、愛知万博のように待ち時間が親切に表示されていないから、いちいち聞くしかない)、並んで入ることにしました。待ち時間20分までならOKです(それ以上は、時間がもったいない)。 


 こちらは、「都市の起源、発展、知恵」がテーマ。それぞれ、古代遺跡や、近代の都市、現代の大都市を例に示しながら、紹介。中には、日本の江戸期の世都市の模型があるましたが、日本人が見ると笑えてくるような設定。「なぜ、鳥居が海岸線と並行して建っているの?」に始まり、ヘンなところもいくつかありました。  


  「都市足跡館」の見学を終えて、さらに西へ。この辺りも、造船所の大規模工場を利用したパビリオンがみられます。順に、今の「都市足跡館」「日本産業館」「万博博物館」。「万博博物館」は前回入館したパビリオン、愛知万博で見た、「モリコロ」のからくり人形がいるところです。 


 Dエリアの突き当たりが、会場のあちこちから見える「盧浦大橋」。この橋、よく出てくるので名前を覚えておいてくださいね。 


 (3)カンフー

 これで、概ね浦西エリア(D/E)の見学終了。対岸の浦東エリアへ渡ろうかと思っていたら、万博博物館の前で「カンフー」の実技が始まりました。現代中国の発展振りを見るのもいいですが、こういった伝統的なものも是非みたいものです。映画でしか見たことのないカンフーの実技、迫力がありましたね~。 


 浦西エリアにお別れをし(もう、来ることはないです)、フェリーで浦東エリアへと移動することにしました。前回と違って、ガラガラ。ゆっくりと甲板の上へ行き、ここからの景色を楽しむことに(5時半)。 


 フェリーが出航してまもなく、かび臭いヘンな匂いがしてきました。そうです、あのホテルのシャワーの匂いとまったく同じ。臭い原因は、この河の水にあったんですね。6月には、ホテルの水も、この河の水も臭くは感じなかったんですが、気温のせいで水質が悪化したのでしょうか。 

対岸が近づいてきました。「盧浦大橋」の向こうに広がる緑地帯。これは万博会場建設に伴い設置された「世博公園」と「後灘公園」。明日は、橋から会場の向こう側まで歩くことになりますが、こうしてみてもなかなかの距離がありそうですね~。 


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