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上海万博訪問記2
#3 2日目(8月16日) 2、船舶館 (1)船舶館 まずは、中国船舶館から撮影。前回も遠くから見ていますが、実際に近くまで行って見るとかなりの規模ですね。 この時点で、私も暑さでぐったり。売店へ行ってみると、ソフトクリームを扱っているようなので、さっそく食べました。夏の万博と切っても切れないのが(私の場合は)、ソフトクリーム。愛知万博で、毎回2個は食べていたような。ソフトクリームは中国ではまだ、あまりポピュラーではないらしく、会場でもあまり見かけませんでした。 売店のスタップの中で、日本語が流暢な女性(30代のとてもきれいな人)がいらっしゃいました。あまりにも日本語が自然なので、日本人かと尋ねると中国人とのこと。 いろいろとお話をしていると、ご主人が、名古屋・堀田のB社にお勤めで、転勤で上海に来ていたときに知り合い結婚。その後、名古屋に引越して6年になるが、今回、友人が万博に出店するので、日本語を話せることから手伝うことになったそうです。 名古屋の自宅は、私と同じ南区、それも結構近いところだったので、これまたびっくり。 アイスクリームを食べながら、楽しいひと時でした。一息ついて、またまた会場散策に出発。 船舶館の中で、造船所の模型を発見。 この「江南造船所」は、1867年に設置された中国を代表する造船所とされ、2007年にさらに上海の郊外へ移転しています。その造船所の跡地が、この上海万博会場。 当時の造船所の歴史的建築物を再利用したのが、この中国船舶館を初めとした、大規模パビリオン。この船舶館も、鉄骨の柱むき出しで、いかにも工場の再利用という感じがします。 これらの建築物の再利用には、当初、国際博覧局から反対されたようですが、再利用が認められ、産業遺産として保存されるに至ったそうです。 (2)企業館 Eエリアをさらに東に移動すると、企業館が集まるエリアへ。前回は、きらびやかなネオンに輝く、夜のパビリオンしか見ることができませんでしたが、今日は青空のもと、各パビリオンの撮影です。 次は順に、GM自動車館、(中国)民間企業合同館、中国航空館、万科館。規模もまあまあ大きく、個性的な外観ですね。 この中でも、待ち時間0の企業合同館へ入ってみることにしました。各企業の展示が並ぶ回廊を過ぎると、螺旋階段を利用して円筒状の建物を下へと降りていくシアターへと導かれます。 この手の手法は、大阪万博・中華民国館、愛知万博・「めざめの方舟」などでも見られ、今回もこの企業合同館へと継承されているわけなんですね。次は、シアターへ。座席に座って、映像の鑑賞。途中からは、画面の手前の、天井から降りてくる無数の球が、波を形作ったり、壁になったりと、複雑な動きをし、これが中々音楽とマッチして感動的。(この画像では、なんか分かりにくいですね、自分でもわからない) 最後は、女性のダンサーが登場、これまた音楽とダンスがマッチして、なかなか素晴らしい演出でした。ちなみに、画像の途中から、生身の人間(ほとんど女性)が登場してパフォーマンスをして閉じる、という手法も、愛知万博でよく見かけましたね(瀬戸愛知県館、とか)。 Eエリアの西側を一通り巡って、東側の「ベストシティ実践区」へ。こここそが、上海万博のテーマ「よりよい都市、よりよい生活」に沿った展示がされる、他のエリアのお祭気分とは異なる、真面目なエリアです。 当初、人気がなくて集客に苦労した、なんて話しもよく聞きましたが、そういう点では、なんか愛知万博の「地球市民村」を想い起させますね~。 しかし、この展示のセンスがなかなかよく、「もう一度すべての展示をじっくりと見たい」というのも、再度、上海万博に足を運ばせる理由のひとつとなりました。 それでは、前回は中途半端に終わった「ベストシティ実践区」の見学へ、再度出発(11時)。 |