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上海万博訪問記 

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 #4 4日目(6月14日)

 2、玉仏寺

 (1)玉仏寺

 最初の観光地は、玉仏寺[8:40]。豫園と並び、上海の歴史的な観光スポットとされています。清朝末の1882年に建立の禅寺(臨済宗)で、現在の地に移ったのは1912年といいますから、比較的新しい寺院のようです。

 道路に面して建っているのが天王殿。日本の寺のような開放的な山門と異なり、中央に円形の小さな入口しかないのは不思議な感じがします。入場口の脇にも、万博関係のパネルがありましたので、ついつい撮影。
 
天王殿

 中庭をはさんで奥に建っているのが、大宝殿。日本の一般的な寺院でいうところの本堂ですね。「典型的な宋代宮殿様式」と言われていて、朱色の柱と橙色の壁が特徴的です。反った屋根は豫園の建物と共通ですね。瓦の透かし彫りも見事です。

大宝殿

 観光客だけでなく、地元の信者の方の参拝も多く見られました。天王殿を参拝、こちらは撮影が可です。写真は、剣を持って仏法を守るとされる南方増長天王(左)と、傘を持って人間の財宝を守るという北方多聞天王。

境内 南方増長天王と北方多聞天王

 寺院建築も仏像も、日本の寺院とは異なっていて興味深かったのですが、特に惹かれたのが、大宝殿の橙色の壁の彫刻。色彩も派手ですね。写真左は、松と鹿。写真右は、雉でしょうか。


 大宝殿からさらに奥の般若丈室へ。途中の回廊は、赤い提灯が連なっていて、いかにも中国という雰囲気満載ですね。ここには、上海万博のバナーが。

回廊

 中庭も趣があります。右側が、玉仏寺の一番奥の建物、般若丈室。その2階部分が玉仏寺。この寺の名前の基になった、玉の仏像が安置されています。こちらは撮影禁止。

中庭 2階から見た中庭、右側が玉仏殿
 

 (2)買い物ツアー

 玉仏寺で上海の歴史に触れた後は、お決まりの買い物ツアー。物は「羽毛布団」。場所は、このような雰囲気のところ。工程を見学しつつ、最後は商談の間に。日本で買うよりもかなり安価とかで、購入された方もちらほら。私はというと、入り口付近の万博関係のパネルや横断幕に目が行ったりして・・・・。

 

 買い物の後は、再び高架道路で移動。途中で見かけた、なかなかシャレた雰囲気の住宅街。後方の高層住宅と対照的ですね。


 バスは上海市の中心街へ。こちらが人民広場、とのこと。「へぇ~」とこの時は聞き流していましたが、2ヵ月後に一人で上海へ来た時には、ここで道に迷ってうろうろすることになります。

 

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