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上海万博訪問記 

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 #2 2日目(6月12日)

 18、A0(中国)

 (1)中国館

 高架歩道を歩いて世博軸へとたどり着くと、巨大な中国館が目の前に現れてきました。上海万博の建造物では随一の大きさ、それに前面が赤色一色と目立つこと。古代中国の冠をイメージしたとされ、高さは49m。奈良の東大寺・大仏殿の高さが47mと言いますから、その規模が想像できるかと思います。

 世博軸から下(地面)にまで降りてきて、中国館前の広場へと急ぎました。

西から望んだ中国館 南から望んだ中国館

 中国館の南西には、寄り添うようにマカオ館と香港館が置かれています。こちらもかなりの人気のようです。ちなみに台湾館ですが、中国館や中国省区市連合館や、マカオ館・香港館が集まる一画とは、高架歩道を隔てた北側に置かれています。ここにも、中国と台湾の微妙な関係が反映されているようです。

マカオ館 香港館

 予定の6時よりやや遅れて、中国館前の広場に到着。ツアーでご一緒の10人近くがもう集合されてました。収集したピンバッジを見せていただいたり、どこのパビリオンに入ったかなどを教え合ったり。私も収集した、切手や絵葉書を披露しちゃいました。

 (中略)。しばしの談笑の後、解散。中国館へ行く人もいれば、またまたピンバッジ交換へ行く人も。私はと言うと、続けてAゾーンを散策するため、さらに東へと行ってみることにしました〔18:40〕。

 周囲も段々と暗くなってきました。中国館にも明かりが灯っています。中国館の前や、「中国館」と書かれた”看板”の前は記念撮影の定番となっているようで、その前でポーズをとる人たちが次々とやってきます。



 (2)5号門&高架歩道

 中国館の前の国展路を東へと進みます。その左側、中国館の1Fには「中国省区市連合館」。中国各地の省や区が独自にパビリオンを出展しているところ。そして右側には、5号門(5-3)とその前に広がる「等候広場」。時間も遅いせいか、帰宅する人の姿がちらほら。

中国省区市連合館 5号門

 広場を歩いていると、目に付いたのがサイン。愛知万博のサインはライトが照射されていたんだけれど、上海万博のサインは「ネオン方式」になっているんですね。なかなか見やすいようですし、これは愛知万博のサインの進化した形といえるでしょうか。

 そして、広場の前にはモニュメント。万博会場の8ヶ所のゲート前広場には、モニュメントが置かれています。ここ、5号門の前には、動物を模した原色のモニュメント「孩提時光」。こちらも人気の撮影スポットとなっているようです。

 
 5号門から北へと伸びる高架歩道へ上ってみました。今しがた通った中国館や等候広場が、そして反対側(東)には5号門(5-1)が見渡せます。

南西より望んだ中国館 5号門
 
 高架歩道を北へと進みます。こちらの支線は、東西に延びる幹線よりも幅が狭く、ちょうど愛知万博のグローバルループのような雰囲気。高架歩道の両側には椅子に腰掛けて休息する人たち、そして高架歩道からは、ぼちぼちとライトアップが始まったパビリオンが。初めて見る上海万博の夜景です。

 やがて西側には中国館が見えてきました。この後、何度もこの場所を通ることになるのですが、ここからの中国館の眺めが一番いいですね~。上海万博のランドマークとなっている中国館の姿が一際目立ちます。ということで、現在のサイトの表紙の画像は、このアングルで撮影した中国館にしました。

高架歩道・南北線 東より望んだ中国館
 
 高架歩道をさらに進むと、高架歩道の遙か向こうに中国館。後でまた触れることにしますが、高架歩道を歩きながら、前方には常に中国館を見渡せるように設計されていて、なかなかうまく計算されているなと感心しました。

 一方、この高架歩道の上では、堂々と風呂敷を広げて、ぱちものの「上海万博グッズ」を販売している個人事業主を何人も目にしました。この後、万博会場出口や観光地で何度も目にすることになりますが、「会場内で堂々と」というのは流石に驚きました。会場を歩いていると、色々な点で発見・驚きがあるものですね~。

 途中でアジア広場の前を通過。大音響で聞こえて来るのは、なんと日本のアニメソング。ジャパンデーに合わせて、この日、日本のアニメ歌手が大集合していたようです。

高架歩道・東西線/東より望んだ中国館 アジア広場
 
 高架歩道をぶらぶらしながら、あの話題の国が出展している、A10エリアへ行ってみることにしました。

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