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上海万博訪問記 

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 #2 2日目(6月12日)

 15、高架歩道

 Cエリアのパビリオンの撮影をほぼ終えた所で、隣のBゾーンへと移動することにします。会場の5つのエリア(A~E)の内の一つなので、Cゾーンを周り終えるのは1時ぐらいの予定でいました。しかし、予想以上の広さにパビリオンの数、それにパビリオンを一つ一つ見ていて、予定よりもずっと遅い3時半になってしまいました。

 さて、カナダ館前の広場から高架歩道に上がり、ここからBゾーンへと移動していくことにしました。各エリアから高架歩道へ上るのに、各所に階段が設けられていて、移動にはとても便利です。この階段下の広場にも、ちょっとした花壇が設けられていたり、統一されたカラフルなデザインの地図や標識があったりと、ランドスケープデザインの視点から会場を散策していくのも楽しいものです。


 「便利・快適・安全」がキャッチフレーズの高架歩道。細長い浦東エリアを東西に貫く幹線(仮に、「東西線」としておきます)には、そこから南北に分かれる支線が、さらに3本設けられています。一番西の支線が、ロシア館の東側、上鋼路の上を通るもの。東西線よりも道幅が狭く、愛知万博のグローバルループ(GL)にちょっと雰囲気が近いためか、上を歩いていると懐かしい雰囲気がします。

支線の上部 支線を東から望む

 再び、東西線に戻ってきました。ここからは、高架歩道からの景色を楽しみながら、Bゾーンへ移動です。高架歩道の上からは、個性的な形をしたパビリオン群が展望でき、会場の熱気が伝わってきますね~(こちら参照)。

 GLは環状であったため、歩いていると曲がった道の向こうに突然ひょこっとパビリオンの顔が現れたりして、旧道を歩いているような雰囲気がありました。こちらは、1キロ以上も前方が見える、大規模な”道路”。大陸的といえば、大陸的です。


 所々に見られるエレベーターに、サイン、そして高架歩道で休憩する家族。横から見ると、高架歩道の下を行き交う人、人、人。


 高架歩道の上を横から眺めると、こんな雰囲気。GLと比較してみて下さい。

 
 Cゾーンも東端まで来ると、目の前にデンマーク館が。高架歩道からパビリオン内部が見渡せると言うのも、珍しい光景かもしれません。パビリオンの頂上部から自転車で駆け降りる来館者が、すぐ目の前を通り過ぎていきます。


 やがて、CゾーンとBゾーンの境界付近を通る、巨大な盧浦大橋が見えてきました(写真左)。今まで歩いてきた方向を振り返ってみても、高架歩道の西端の辺りがぼやけてよく見えませんね(写真右)。端からここまで、凡そ1キロの距離を戻ってきたんですね。


 そして、盧浦大橋の下へ。ここは今朝、万博会場に到着してから、一番最初に歩いた場所です。

 

 盧浦大橋を過ぎて、やっとBゾーンへと来ました〔16:30〕。写真左は、高架歩道・東西線から北を眺めたもの。左に大橋、右に高架歩道・支線、そして目の前の大通りが、CゾーンとBゾーンの間を通る長清北路です。

 
 予定よりも随分と遅くなってしまいましたが、これからBゾーンの散策開始です。

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