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万博遺跡レポート 

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 2、大花壇

 「花の広場」の園路を下って、西エントランス広場へ。左に折れて、「こいの池」の北側が、今回新たに開放された「大花壇」です。以前から工事中だった建造物は、ご覧のようにトイレでした(写真左)。

 ここでひとつ訂正。このトイレの場所がてっきり[なだ万]だとばかり思っていましたが、会期中の地図や画像と比較してみると、[なだ万]の位置は、どうも大花壇の通路の東側にある休憩所(写真右)のようですね。ちょっと勘違いしていました。

 では、現在のトイレの位置に何があったのか。どうも、会期中もトイレだったようです。

トイレ [なだ万]跡地

 通路の北側が、その「大花壇」。会期中とほとんど景観が変わっていません(エキスポほたるは、ありませんが)。シンプルなデザインの照明塔(写真左)も、モリコロの植樹(写真右)も健在。この植樹の右側の、背の高い照明塔も会期中のもの(こちら参照)。モリコロパークの中でこの照明塔が残っているのを、初めて見ました。

 愛知万博を特徴付ける、シンプルなデザインのスタリートファニチャー。その多くは、会期後には撤去され、一部は他所へ移設されました。そんな中、一部とはいえ、会期中の”遺跡”がそのまま残されているというのは、やはりうれしいものです。

階段下 モリコロの植樹

 階段を上りきると、会期中はマレーシア館の裏に到達しました。ところが、現在は断崖絶壁。「花の広場」の北から南へ向かって下っていく園路が設けられ、マレーシア館のあった辺りは写真左のようになっています。会期中の光景はこちら。[円形レストラン]の手前には、コモン6のステージがあったんでしたね。

 大花壇のランドマークが、モスグリーンの屋根の六角形の休憩所(写真)。当サイトの表紙の画像にも、左下にこっそりと写っています。「散策の森」や「こいの池」南側通路からも常に目にすることができ、定点撮影をしながらずっと見守ってきました。2年半ぶりに近くで眺めると、懐かしい気分です。

案内パネル「博覧会の思い出」 休憩所

 反対方向を見てみましょう。「こいの池」や西エントランス広場が眼下に広がります。グローバルループも『大地の塔」もなく、寂しい感じがしますね〜。会期中の様子はこちら

大花壇より「こいの池」を望む


 3、西エントランス』広場〜[日本広場]

 [日本広場]は、「西エントランス広場」として生まれ変わり、今日がデビューです。一時期、日本の塔「月」の前まで行くことが出来たのですが、当エリアの工事が始まってからは立ち入り禁止。今日は、広場全体のほか、「こいの池」沿いのデッキも開放されました(写真左)。よく、ここで休憩したものです。「西エントランス広場」のシンボルとなった、日本の塔「月」も、さっそく記念撮影スポットになっているようですね(写真右)。

「こいの池」デッキ 日本の塔「月」

 広場の新しい建造物が、円形休憩所(写真右)およびそれを取り囲む休憩所(写真右)。今日は来園者も少なく、西口の新しい顔となった広場もちょっと寂しげですね。この広場や多目的広場周辺(後述)で目に付くのが、青・白の照明塔(写真左の左端)。会期中の照明塔と、かなり趣きを異にしていますね。ストリートファニチャーを観察していても、デザインが様々で興味深いものです。

休憩所

 広場のメインのひとつが「西エントランス噴水」。11時から15時までが「実演」時間、残念ながら今日はもう終了のようです。

 そして、公園正面にあるモリコロの植樹、こちらもさっそく記念撮影スポットになっているようです。それにしても、公園内の至るところに設置されているモリコロ像やモリコロ植樹、毎回といっていいほど、この前で記念撮影をされている来園者をみかけます。モリコロ人気は、会期中とまったく変わりませんね〜。


噴水 モリコロの植樹


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