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万博遺跡レポート 

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#75 雪の愛・地球博記念公園 08/02/10 

 昨日の午前中から、久々の降雪。名古屋市内でも13cmの積雪が見られました。幸い、夕刻には雪も止み、今日は予定通り、朝から記念公園訪問となりました。

 リニモ・記念公園駅に降り立つと、一面銀世界の記念公園。冬に幾度か訪れていますが、雪景色は初めてです。朝の10時、総合案内所やEV塔の通路では、スタッフの皆さんが雪かきの真っ最中、お疲れ様です。駐車場もまだ10台ほど、園内もほとんど人影が見られません。EV棟から、そのまま大芝生広場へと行ってみました。
 
総合案内所 アイススケート場前のモリコロの植樹


 1、大芝生広場

 大芝生広場のステージに立つと写真左上のよう。新雪の中に、まだ誰も足を踏み入れた様子は見られません。あちこちに雪だるまが残ってます。昨日の雪のなか、子供たちが一生懸命、作ったんでしょうか。広場へは下りず、雪のない通路(写真左下)を通りながら、「こいの池」南側の通路を回り(写真右下)西口休憩所へと向かいます。

大芝生広場・ステージから東方向を望む ハイブリットタワー
温水プール南から北方向を望む 温水プール南から「こいの池」を望む


 2、西エントランス広場 
 
 西エントランス広場も随分と工事が進んでいるようです。雪のため、「ハルセミの丘」は進入禁止。したがって、今日は近くからのみの定点撮影です。広場の円形の休憩所も、ほぼ完成(写真左)。また、前回は見られなかった休憩所が、広場の南端に出来上がっていました(写真右)。

 いつもの地点から定点撮影をするものの、工事の進み具合を比較するためというよりは、今日はどうも雪景色を撮影に来たみたいです。なかなかお目にかかれない雪景色の記念公園を堪能しながら、散策の続きです。

休憩所 西エントランス広場南から北方向を望む


 3、多目的広場

 ほぼ工事が終わったように見える[コモン3]の「多目的広場」。その前には、初見の完成予想図が2枚。左図を見ると、手前に[コモン3]。尖塔だった照明塔をランドマークに、定点撮影できるのが今から楽しみです。

 ここでひとつ訂正。「会期中に尖塔であったものが、会期後は照明塔として再利用されることになった」とばかり思っていたんですが、正確にはどうも「青少年公園時代に照明塔として利用されているものが、会期中は尖塔として利用され、会期後は青少年時代と同じように照明塔に戻った」ということのようです。記念館にある会場模型の周辺に「青少年公園→万博会場」の過程を定点撮影した画像が並んでいるのですが、これを見ていて目から鱗、でした。
 
 [コモン3]の向こうには、唯一残された、愛知万博のシンボル「グローバルループ」。会期後、思い入れのある[愛・地球広場]に初めて足を踏み入れたときと同じく、「グローバルループ」に立ったときも、感激してしまうかもしれませんね。今から待ち遠しいです

 そして、「グローバルループ」の向こう側が[コモン4]。駐車場とグランドになるようです。こちらも、今年度末に、開放されるんでしょうか。この付近は最近、まったく近づいていないのでよくわかりません。次回は観察にいってみないといけませんね。

「多目的広場」完成予想図 同、イメージ図


 4、サイクリングロード

 EV棟通路から東を望んだのが、写真左。先月より、サイクリングロードとして使用される「堀」が、かなり掘削されていて、左方向へ進んでいくのがわかります。ちなみに、こちらは会場を後にする午後2時ごろの写真、雪もかなり融けています。

 写真右は、風のエリアのモニュメントから南方向を眺めたもの。前回、子供広場から西駐車場を結ぶ仮設通路にで工事が始まったことを報告しましたが、現在は写真のように大きな構造物が建造中。どうも、サイクリングロードの橋脚のようです。サイクリングロードの工事は、思っていたよりもかなり大規模ですね。

EV棟通路から東方向を望む サイクリングロード橋脚


 5、散策の森

 「林床花園」は雪のため進入禁止となっていましたが、「散策の森」は通行可。ここからは雪景色の記念公園が一望できて、なかなか乙なもの。繰り返しになりますが、目的が定点撮影というよりは、雪景色を撮影しに来ているという感じ。西エントランス広場も一望できますが、雪に覆われていて、工事の進行状況があまりわからないです。
 
散策の森


 6、花の広場

 年度末には開放予定の「花の広場」。南斜面と北斜面東側に植樹がされているのがわかります。段々と輪郭が見えてきましたね。

西駐車場から「花の広場」南側を望む 「散策の森」から「花の広場」北側を望む


 7、わたしの思い出 愛・地球博展

 この2月9日から24日まで開催されるが、「わたしの思い出 愛・地球博展」。メイン会場となる記念館では、個々の万博ファンの応募による、想い出の品や写真が展示されています。想い出の品にはメッセージが添えられ、万博に対する想いが伝わってきます。

 印象に残っている品が、「万博会場〜万博八草」間のリニモ定期券、会場郵便局の割り印のある万博記念切手、ワールドスタンプが押された世界地図などなど。それぞれのこだわりがあるもんなんだと感心しながら、一点一点拝見。

 自分だったら、何が一番思いいれのある品なのかなと連想すると、パンフレット、絵葉書、切手、スタンプ帳‥‥。大阪万博の「お宝」とまったく同じではないですか。これらの紙資料も現在整理中、ぼちぼちアップしていきたいと思っています(といいつつ、はや2年半)。



 サブ会場となっているのが、国際児童年記念館。万博に参加されたNPO・NGOの一部が出展。今日は「さをり織の体験」と「ダウンヒルダービーで遊ぼう」の2つの体験教室。雪のせいか、来場者が少なかったのはちょっと寂しかったですね。

国際児童年記念館 体験教室
 
 公園を後にする頃には雪も溶け出してきました。初めての雪の記念公園を満喫、あまり定点撮影も進まなかったような気もしますが、その分、ゆっくりと公園内を散策できた1日となりました。次は3月上旬の訪問、そして次は4月。新しく開放されるエリアに入れる日が、段々と近づいてきましたね。


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