万博を歩こう・TOP > 万博遺跡レポート > 72
万博遺跡レポート
#72 円形レストラン 07/11/14 1、円形レストラン 今日のテーマは、コモン6の中央に位置していた円形レストランです。会期中はパビリオンの撮影に夢中で、実はこの円形レストランの写真はほとんどありません。意識して撮影したのは、GLからの入り口だけ、あとはステージや全景の中に偶然写っていたものがほとんど。会期後も残されるんだったら、もっと撮影しておくんでしたね〜。 会期後はずっと、サラ地の真ん中にポツンと放置されていましたが、その周囲でやっと整備工事が始まりました。記念館の前から反時計回りに、その様子を紹介していくことにしましょう。 (1)北側〜北口駐車場 会期中、迎賓館とオーストラリア館の間は断崖となっていました。現在はなだらかな傾斜が造成中されつつあります(写真左)。記念館前で行き止まりになっている「環状園路」は、円形レストランの前を通過して西駐車場へと通じるようです。 円形レストランの現在の様子は、写真右のよう。会期中の様子と比べてみてください。
(2)西側〜散策の森 円形レストランを眺めながらの定点撮影(こちらとこちら)の次は、「散策の森」、西側からの観察です。 写真左をみると、環状園路の突き当たりから円形レストランに向かって緩やかな下り坂になっているのが、よく分かります。円形レストランのGLからの入り口部分は、非常階段の取り付けられてある部分にあたります。 円形レストランの南側も随分と整備が進んでいます。南側(右側)には、花壇の一部でしょうか、新しい構造物が見えます。
(3)南側〜西駐車場 「散策の森」から「水のエリア」を通って、西駐車場の北側に出ます。円形レストランを真南から見ると、写真左のようです。パビリオンの土台として台形状に造成されていたのが、角が削られて丸みを帯びた形状に変わっています(こちら参照)。記念館前で行き止まりになっている「環状園路」は円形レストランの東側を通過して、ここに下ってくることになります。 もっと後ろに下がって、西口管理棟=[愛知県館]の北側から見たのが写真下。日本の塔「月」の周辺も、ご覧のように整備中です。ちなみに、大観覧車と円形レストランの間の小高い丘が、先ほどの「散策の森」です。会期中は、この真下をGLが通過していたのですが(こちらとこちら)、お分かりになりますか。 そして、公園外から見たのが写真右上。閉幕直後の定点撮影は、この位置からが近いかもしれません。
造成中の広大な土地にポツンと円形レストランだけが残っていると、会期中の様子を想像するのも困難です。しかし、会期中・閉幕直後の同位置からの画像を見て、少しは当時の様子を思い出すことができましたでしょうか。 [コモン6]=「花の広場」は、来年3月末には整備が完了(のはず)。開放時には、またあの懐かしい円形レストランの中に入ってみて、会期中を懐かしんでみたいものです。定点撮影も、もちろん、楽しみにしてます。 2、ハルセミの丘 [コモン6]=「花の広場」と並んで整備が進んでいるいるのが、[日本ゾーン]の一角、「西口広場」。西口駐車場と「こいの池」の未整備区域、日本の塔「月」の周辺です。先月から周辺は立ち入り禁止。現在の様子は、定点撮影をご覧になってみてください(2期の3参照)。 「西口広場」を観察できる格好のビューポイントが、「散策の森」。そしてもうひとつが、「ハルゼミの丘」。こちらは今年の6月に「発見」した地点。南側から、[日本ゾーン]や「こいの池」、さらにはその向こう側の「大花壇」が一望できます。 さて、今回もこの地点から、変貌していく[日本ゾーン]を撮影すべく、「ハルゼミの丘」に登ろうと「かえで池」側に回ります。ところが、階段の整備工事中とかで、進入禁止(写真左)。それならと、反対側の「林床花園」から回ろうとすると、こちらも同じく進入禁止(写真右)。工期は12月末まで、ということは、11・12月の2回分の定点撮影は不可ということになります。ちょっと、残念です。その代わりといっては何ですが、今回から再開した[日本ゾーン]各地点からの定点撮影を、重点的に続けていきたいと思っています。 3、コスモス畑 もうひとつ残念なのが、先月に開放された(はずの)「コスモス畑」。記念公園を先週、訪問されたばかりの万博メル友・Kさんの報告で知ってはいたんですが、コスモスが全部抜き取られ、再び立ち入り禁止となりました(写真)。養生中ということなんでしょうか。 [コモン1・2]の定点撮影は、これで当分の間、延期。再び開放される日まで、定点撮影はお預けってことになりました。 次回も、円形レストランと日本の塔「月」を中心に、定点撮影を続けていく予定でいます。 |