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万博遺跡レポート
#42 緑の”瀬戸会場” 06/06/19 瀬戸会場は今年4月初旬に、取り壊し・整備が完了。この時点で私も定点撮影を終了、それ以来一度も足を運んでいませんでした。長久手会場・西ターミナルは、先週の報告のとおり、水田になっていましたが、住宅予定地の瀬戸ターミナルは、いま、どうなっているんでしょうか。確認してきました。 あいち海上の森センター 瀬戸愛知県館のあったエリアは、現在ご覧のようになっています(写真下)。右側が旧・瀬戸愛知県館、2階の仮設部分が撤去されて、あとは”あいち海上の森センター”として、今年9月末のオープンを待つだけとなっています。左側にあった瀬戸日本館の跡地は駐車場に、階段の向こう側に見えていた市民パビリオンの姿は、もちろん、もうありません。 このエリアは、昨年の11月から定点撮影に通うようになりました(1c参照)。冬の寒い時期、西日をまともに受けながら、いつも逆光の写真を撮っていた、という印象しか残っていません。4月の整備工事終了時点に比べ、建物の状況はまったく変っていないのですが、あたり一面緑、会期中の様子が思い出されます。 初めて瀬戸会場を訪れたのは、昨年の6月22日のこと、ちょうど1年前になるんですね。今は人影もなく静まり返っている瀬戸会場跡地ですが、この前に立っていると、当時の喧騒が思い起こされます。”あいち海上の森センター”としてオープンした際は、是非ともまた訪問したいものだと、改めて感じました。 市民パビリオン・瀬戸ターミナル跡地 市民パビリオンのあったエリア内は変化がないのですが(1d参照)、天水皿広場の南の仮設歩道が撤去され、関係者用の駐車場も取り払われていました。そして、道路沿いのフェンスにはこのようなパネルが取り付けられてありました(写真左)。このエリアは、今後どのように活用されていくんでしょうか。 さて、今日のメイン、瀬戸ターミナル跡地。工事関係者の姿もなく、ときどき通られる愛知工業大学の学生さん以外、人影もなく静かなものです。車両の通行もほとんどありませんでした(写真右)。右側が天水皿、このエリアで会期中と変らない姿を見せているのは、これだけです。左は瀬戸ゲート・ターミナル跡地。柵の中は、このような状況になっています(1f)。整地が完了して、広大なサラ地が広がっているだけ、この分だと住宅建設は随分と後になりそうですね。
西ターミナル 長久手会場跡地に戻り、いつものコースを散策。まず最初に目に目に留まったのは、”万博会場駅”として利用されていた北側仮設部分。撤去がほぼ完了、新公園のオープンに向けて、整備も急ピッチで進んでいるようです。 西エントランスの後方にあったグローバルループも撤去が完了です。斜面の中央の辺りは、IMTS駅があったところ、右側はコモン3のフランス館跡地。それにしても、この尖塔(の名残)、ランドマークとしては最適ですね。 このエリアのオープンの際は、この尖塔を目印に、定点撮影ができそうです。会期中の写真と、新公園での写真の比較を計画していますが、今から楽しみです。みなさんも、会期中にきっと多くの写真を撮影されたことと思いますが、新公園オープンの際は、それらの写真をもとに定点撮影をされてはいかがでしょうか。 |