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万博遺跡レポート 

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#32 あいち海上の森センター 06/04/10

 
あいち海上の森センター

 旧瀬戸会場の取り壊し・整備もひと段落、閉幕後半年を契機に訪問を隔週にしました。2週間ぶりの瀬戸会場跡、愛知県館や日本館のあったところへ到着するといつもとちょっと様子が違います。この半年、工機の激しい音が響き、工事車両や工事関係者の方が行きかっていたのに、今日は人の気配がまったく感じられません。あとで知ったのですが、このエリアの取り壊し・整備工事も終了、4月1日をもってあいち海上の森センターとして再出発したのでした。

 日本館のあった前にはセンターのゲート、そこにはご覧のようにしっかりと新名称が書かれていました。センターの建物は、既に報道されている通り、瀬戸愛知県館。仮設部分は取り外され、ここに新しい姿を見せてくれました。オープンは「愛・地球博記念公園」より遅くなるとのことですが、こちらのオープンも楽しみです。万博ファンには見逃せないですね。

↑新しい施設の入り口  ↓施設の全容

 
 グローバルループのいま

 旧長久手会場で今、一番気になるのは西ゲート前のグローバルループ。先週、既にかなり短くなっていたので、次回は姿を消しているかもしれないと思っていました。どうなっているだろうと思いながら、県道田籾せんを走らせていると、遠くに短いながらも何とか残っているグローバルループが目に飛び込んできました。やはりうれしいものです、今週も見ることができて。

 砂防公園、県道田籾線、搬入口付近というものコースをたどりながら、グローバルループを撮影、その間にもループを取り壊す音が響いてきます。西ゲート前のループ、今日が本当に見納めかもしれませんね。次は西エントランスへと工事が進んでいくのでしょうが、この辺りの変貌も北ゲート付近に引けをとりませんね。



 愛・地球広場付近のループの取り壊しもかなり進んでいます。先週と同じ地点からの今日の光景、こちらも会期中の光景を思い出すのもちょっと難しくなりそうです。南側は一部を残してほとんど取り壊しが完了、コモン1の前とコモン1との連絡橋が残されているだけとなっています。
 
トヨタ館跡の北側から愛・地球広場を望む
 
 
 桜満開の砂防公園

 会場跡地訪問の際、いつも車を停める砂防公園。グローバルループやアフリカ館の様子を撮影に、会期中だけでなく会期後も毎週訪れています。アフリカ館はもう姿を消し、グローバルループは彼方向こうに見えるだけとなりました。公園の木々も、紅葉・落葉・雪景色と季節の移り変わりを感じさせてくれました。それが今日、公園に足を踏み入れると桜が満開。今日は雨の降る一日でしたが、土日だったら花見にもってこいだったかもしれませんね。

 コモン3の跡地には今も尖塔が残されています(写真右)。確か、イスラム寺院の尖塔を模して、イスラム諸国のパビリオンがあるコモン3に建てられたと記憶していますが、一般には「葱ぼうずの頭」のようなものと呼ばれているようです。

 すべてのパビリオンが取り壊されたコモン3ですが、この尖塔だけは未だに健在。高台からよく観察すると、根元付近にブルーシートが巻かれていました。今までまったく気がつきませんでした。「愛・地球博記念公園」開園後も残される、遊びと参加ゾーンの遊具もブルーシートで保護されていますが、そのように考えるとひょっとしてこの尖塔もこのままの姿で保存されるのでしょうか。保存されることを、期待したいものですね。


 


 (追記) 祝・初入場1周年記念

 今日は4月の10日、私の愛知万博初入場の日です。ちょうど1年前の今日、バンドのメンバーと会場へ向かい、初めて万博会場に足を踏み入れたのでした。あれから私の生活は一変、特に5月からは万博漬けの毎日となっています。そして、当時は考えもしなかったんですが、万博オタクは今も続いています。

 会期中は32回訪問、そして閉幕後も毎週訪問、そして今日が32回目となりました。会期中の半年間と閉幕後の半年間、それぞれ同じ32回の訪問ということになります。我ながら呆れるというか、なんというか・・・。

 この調子で「愛・地球博記念公園」の開園までは通い続けたいと考えています。でも、開園後も園内の写真撮影に行くわけですから、万博オタクからはなかなか抜け出せそうにありませんね、このサイトをご覧下さっている「あなた」と同じように。

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