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万博遺跡レポート 

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#29 「愛・地球博」開幕1周年記念イベント〜天水皿東側広場 06/03/25

 今
日は万博ファンにとって待ちに待った開幕1周年記念の日。愛知県主催の県体育館のイベントをはじめ、県内の多くの市町村主催のイベントが目白押しです。どのイベントに参加しようか、かなり前から計画を立てていたかたも少なくないのではないでしょうか。

 私がどうしても参加したかったイベントが瀬戸市主催、旧・瀬戸会場の天水皿n東側広場におけるイベント。万博の会場跡地で催される唯一のものだったからです。

 会期終了後、この天水皿nにも毎週撮影に訪れるようになりました。天水皿nの前の、市民パビリオンと瀬戸ゲートを結ぶ回廊が撤去され、前の広場が整地される様子をずっと見てきました。この工事現場は当然のことながら、いつ来ても工機と工事関係者の姿が見えるだけの殺伐としたもの。それだけに、この場所において会期中と同様の賑わいを、また、見てみたかったのです。


 当日のイベントは、10時から。ミニコンサートやワークショップ、またモリゾーとキッコロとの記念撮影も予定されていました。しかし、私がやっとの思いで会場に到着したのは15時、もうほとんどのイベントは終了です。それでも。この広場に、万博会場跡地に多くの家族連れが戻ってきたのを見たときのうれしかったことと言ったら。

 広場ではまだワークショップの真っ最中(写真下)。ボランティアの方たちが小さなお子さんを相手に遊び道具の作り方を教えてみえる様子を見て、瀬戸会場・海上の森でのワークショップを思い出しました。万博はもうとっくに終了しているのですが、みな、あの万博の雰囲気を堪能されたのではないでしょうか。



 普段は近寄ることの出来ない天水皿nの近くまで行ってみました。写真を撮った小高い地点は、会期中に瀬戸エントランスの駐車場へ通じる連絡橋があったところです。後ろから天水皿nを見ると、はるか彼方には瀬戸の町並みがみえます。今日は雲ひとつない快晴、そういえば万博の閉幕の日もこんな日でしたね。



 今日のグローバルループ

 瀬戸会場跡の帰途、ついでに長久手会場跡へも寄ってみきました。10日前に再開された、西ゲート前のグローバルループがその後どのようになったか、ちょっと気になっていたからです。

 ループの端はかなり南へ移動していました。IMTS駅の部分はほとんど撤去完了。ループからコモン3に通じる連絡路はまだ残存しています。その向こうにはインドネシア館のあった土台(緑色の部分)が、そしてその右側には迎賓館が望めます。西ゲートがあり、「大地の塔」や展覧車が望めたこの辺りも、かなり見通しがよくなってきたものです。
 

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