万博を歩こう・TOP > 万博遺跡レポート > 28

万博遺跡レポート 

前へ 次へ


#28 リニモ「愛・地球博記念公園」駅へ 06/03/21

 
最近の日曜日は、4/30のコンサートに向けたバンド練習や家族旅行などで予定がびっしり、なかなか会場跡地訪問もままなりません。月曜日の昨日は、いつもの藤ヶ丘方面への仕事が延期になったので、今週は会場跡地へ行く日がなくなってしまいました。今日の春分の日は実家の大垣へ行く予定だし、もう日にちがありません。どうしようかと悩んでいましたが、急きょ、大垣へ出発する前に会場跡地へいくことにしました。朝の4時半起床、5時出発です。「え〜!? そんなに早くから」などと驚かれるかもしれませんが、私にとっては、いつもならもうとっくに働いている時間、別に早い時間ではありませんです。

 真っ暗な中、飯田街道を会場跡地へと向かいます。思い起こせば半年前、閉幕日の朝3時半に家を出発し会場へ向かったんでした。あのときと同じ道を同じような時間に車を走らせていると、どうしても当日のことが思い起こされますね。あれから半年ですか、早いものです。


 瀬戸会場・八草
 早朝は車も少なく40分近くで西ゲート付近に到着、まだ薄暗かったので先に瀬戸会場へ向かうことにしました。こちらでは、月に一度の定点撮影をしている瀬戸ゲート付近も撮影。やっと明るくなってきました(写真左)。ジョギングをしている人とすれ違いましたが、朝はまだまだ冷えますね。

 瀬戸の帰途、八草駅に寄ってきました。来月に駅名が変更されるので、その前に乗車券を記念に購入。「万博八草」と名前の入って乗車券も、いい記念になりますね。

 八草駅前の広場を横切るとき、むこうにどうも見覚えのあるシルエット。近づいてみると、ご覧のようなモリコロの石像(写真右)でした。前回もここを通ったはずなのですが、まったく気がつきませんでした。会期中もあったのでしょうか。駅名が「八草」に変ったら、写真をとりがてら、像の裏書をちょっと覗いてくることにしましょう。

夜明けの瀬戸会場跡。右は天水皿 八草のモリコロ


 リニモ「万博会場」駅
 「万博会場」駅の工事も急ピッチで進んでいます。トヨタ館跡地の北側から眺めると、駅舎南側の通路がかなり出来上がっているのが見られます(写真右上)。こちらでも「万博会場」の名前が入った乗車券を買っておこうと思い、ホールに向かいました。すると、閉幕後にずっと利用していた階段・入り口が閉鎖されていました。表示をみると、今日からは新しい入り口を利用してくださいとのこと。会期中と開幕後の半年間、利用された駅舎北側の仮設部分(写真右側)もこれで役目を終了、これからは南側の仮設部分と同様、撤去が進むのでしょうか。



 「愛・地球博記念公園」へ
 リニモの高架をくぐって南側に新しい入り口が設置されました。瀬戸会場行きのバスの停留所があった辺りですね。駅舎の南側に入るのは閉幕後初めてのことです。まだ工事が続いているようですし、通路に上がるとまだ塗装の臭いが充満しています。南側から駅舎を眺めると写真左のようです。

 会期中、改札口から北ゲートに向かう出口は、閉幕後すぐに閉鎖、板でふさがれてしまいました。今日から利用できる入り口・通路を進むと、その出入り口の箇所から改札口のあるホールへ進むことになります。その上には標識が掲げられていますが、右側の覆われた部分はもちろん、「愛・地球博記念公園」と記されているんでしょうね。
 

 会期中、そのリニモ改札口を出て北ゲートに向かうと、そこにはカーブを描く北ゲートエントランスと改札口、そして入場を待つ人波が目に飛び込んできました(写真上)。

 「愛・地球博記念公園」の新しい顔も現在出来つつあります。正面玄関の今の様子をご覧下さい(写真下)。高架をくぐるとロータリーが、その右側は駐車場でしょうか、歩道が作られています。はるか彼方、右側には「グローバルハウス」、正面にはまだ取り壊されていないグローバルループ、そして左には謎の「土盛」。記念公園の開園まであと3ヶ月、公園の顔がどのようななっていくのか、こちらも楽しみです。

会期中の北ゲート前
北ゲート跡地。リニモ「万博会場」から南を望む。

前へ 次へ