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万博遺跡レポート
#26 グローバルコモンの今 06/03/13 今日は時折、雪がちらつく寒い日となりました。天気予報ではこのシーズン最後の寒波とか、どうやらこれがなごり雪となりそうです。そういえば、万博の開幕日もなごり雪の寒い日でしたね。 閉幕後半年が過ぎ、会場外から間近に見ることができる施設の撤去はほとんどが完了。最近は大きな変化もなく、報告することも少なくなってきました。この半年、ほぼ毎週会場跡地を訪問してきましたが、そろそろ隔週の訪問に切り替えようかとも思っています。そんな変化のないなか、最近取り壊しが進んでいる、グローバルコモンの今を報告することにしましょう。 コモン6 県道田籾線からはコモン6の南側、インドネシア館た南太平洋館をみることができました(こちら参照)。現在はパビリオンも姿を消し、円形のパネルを残すだけです(写真左)。 コモン1 トヨタグループ館が撤去されてから直接みることができるようになったコモン1の外国館。トヨタグループ館の撤去が終わると同時に、こちらも取り壊しが進んでいます(こちら参照)。北側西端のサウジアラビア館は姿を消し、骨組みだけになっているのはその隣のカタール館のようです(写真右の手前)。向かい側の、同じく骨組みだけになっているのは、南側西端のインド館です。
コモン5・3 アフリカ館のあったコモン5(写真の手前)はごらんのように跡形もありません。完全にサラ地状態、現在は新たに造成工事が進んでいるようです(こちら参照)。 その向こう側の高台に広がるコモン3、トルコ館だけがなぜか長い間、取り壊されずに残されています。倉庫として使用されているのでしょうか。コモン3のシンボルだった尖塔は、まだまだ健在です。この尖塔だけでもなかなか風情がありますね。くどいですが、これだけでも万博の記念として残してもらえません?
コモン4 コモン4は、県道田籾線からパビリオンの背面がみることができます(写真)。会期中、民間駐車場から西ゲートへ向かう途中にいつも目にしていた光景です。第一印象は「倉庫」。閉幕後半年経った今でも「倉庫」はそのままです。手前の空き地は、会期中に電通の仮事務所があったのですが、現在はその看板だけが残されています。いつまで残されているのでしょうか。貴重な「万博遺跡」ですね。
会場跡地の遠景を定点撮影し続けていて困ることがいくつかあります。最初のころは、前に撮影した写真を手にしながら、歩き回っていました。でも、パビリオンが姿を消すと、どこがどこやったやらわからなくなってきます。そんなとき助かるのがランドマーク。現在でも残されているものに大観覧車、千年の森の水道塔、風の広場の遊具、そしてコモン4のEXPOドームがあります。EXPOドーム、まだまだ会期中の姿を残していてくれます。 |