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愛知万博訪問記

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 #8 周辺域の変貌 05/07/04

 曜日は隔週、仕事で藤が丘(リニモ始発駅)方面まで行きます。先日、そのうちの一軒のお客さんが「もう万博行った」などと尋ねられるものですから、それから30分近く、万博談義になってしまいました。そのお客さん、私と同じ位の回数行ってみえるよう。お勧めのパビリオンやレストラン、そして最寄・格安の私設駐車場の情報などを教えていただきました。

 藤が丘から長久手会場まで車で10分。これは万博会場まで行かない手はないということで、今日は藤が丘での仕事の帰り、万博へ行ってきました。初のれんちゃんです。何度も繰り返しますが(弁明しますが)、別に仕事中にサボっているわけではありません。食品関係の会社なので、1年中、”超”サマータイム制を導入、始業時間がめっちゃんこ早いぶん終業時間も早いだけのことです,はい。

 西口より南に下ると、その格安の駐車場「三峰駐車場」があります。パーク&ライド駐車場(長久手Pなど)や入場ゲート近くの民間駐車場が3千円なのに対して、ここは1千円とお得。これからはちょくちょく利用させていただくことにします。10分少々歩かなければならないのが難といえば、難ですが。


 1、青少年公園の想い出

 長久手会場となった旧・青少年公園には、今まで4度訪れています。

 1回目は、30年近く前の中学校の遠足。大垣からわざわざバスで来たんですね。班でサイクリングをしたことしか覚えていません。
 2回目は、26年前の大学のクラブの新入生歓迎ハイキング。クラブは男ばかりのビッグバンド、むさ苦しいクラブでしたが(すいません、先輩)、親交のある女性ばかりのコンボのクラブと合同なのが救い。彼女たちの手作り弁当をおいしくご馳走になったことだけはよく覚えています。
 3回目は、15年前のバンドのコンサート(写真)。当時、管理棟の下辺りに野外ステージがあり、そこで地域のバンドとの交流コンサートを行いました。このころになると、記憶も確かですね。この野外ステージ、4回目に訪れたときにはなくなっていて、代わりに立派な室内プール・スケート場ができていました。グローバルハウスとなっています。
 4回目は、6年前、家族で来たハイキング。家内の両親、家内、娘たちと芝生広場(愛・地球広場)でドッジボールをしたこと、児童館(わんぱく宝島)で遊んだことなどが印象に残っています。

 一部のサイトには、青少年公園に対する思い出を記したものも見られますが、私は4回来ただけでそれほど思い入れも深くなく、客観的に「公園→万博会場」という変化を観察することができます。


青少年公園野外ステージ(ちなみに、右端が作者)。
後方(北側)が管理棟。



 2、田籾線の変貌

 それに対し、私の思い入れの強いのが、会場西側を通っている県道215号・田籾(たもみ)名古屋線です。長久手中心街から名商大の前を経て旧飯田街道に通じています。十数年前、国道153号豊田バイパスが完成するまでの数年間、毎週、この道路を通っては豊田方面へ仕事で出かけていたものです。

 当時はまだ完全舗装されていなくて、瀬戸方面と採土場を行きかうダンプカーが土煙を上げながら行きかっていて、まったくのダンプ道路という印象でした。それが次第に拡張され、完全舗装され、畑と草っぱらしかなかった周辺にはレストラン、コンビニもみられるようになりました。名商大玄関北側に、曲がりくねった細い道がみられますが、これが、道路の拡張工事により取り残された旧道です。

 名古屋長久手線(会場の北側の東西の道路)は、リニモから何度も見ていていますが、その変貌ぶりに本当に驚きました。拡張され、リニモや高速の高架が平行して走り、別の地域のようです。田籾線も同様。丘陵地を走るダンプ道路だったのが、今や万博会場への輸送路ですからね。


 長久手線を前熊東で右折し、田籾線に入ると、目に飛び込んでくるのが4階建てのアフリカ共同館。実は、3階だけが、グローバルループとつながってるアフリカ館で、1階は業者の搬入口となっているようです。仕事柄、ついついバックヤードが気になってしまいますが、これも長年の習慣でしょうか。

 何もなかったダンプ道路に当然、万博の巨大な建造物。道路は、以前はなかったガードレールが設置され、さらに駐車禁止を示す赤いコーン。道路両脇の畑はつぶされて、多くの民間駐車場。それに、多くのガードマン。あまりの変貌ぶりに当時の情景がなかなか浮かんできませんでした。万博後は、また、どのように変貌していくのか、こちらの方も見守っていきたいものです。


田籾線からみたアフリカ共同館 田籾線

 
 さて、今日は別に田籾線の見学に来たわけではありません。そろそろ夏休みに入るし、大混雑になるまえに、一つでも企業館を制覇しておこうというのが今日の来場目的です。Aゾーンの企業館は、平日の4時過ぎでもかなりの行列。その中でも比較的待ち時間の少ない「三井・東芝館」に並ぶことにしました(詳細は後日)。表示時間よりもかなり早い、1時間ちょいで入館。今日はこれだけで帰宅、次の日も仕事ですからね。今度は休日前の夕方、ゆっくりと来場したいものです。

 ちなみに、本日、来場者1000万人達成。拍手。   

GL上の看板



〔追想〕
 05/10/11

 閉幕後、3度、会場近辺へ訪れています。会場内の取り壊しの様子は、道路から意外はほとんど見ることはできないのですが、周辺は工事車両が行きかっています。

 田籾線も、閉幕間際の渋滞がうそのよう、交通量もめっきり少なくなりました。警備の人の姿もなく、赤いコーンは撤去されたのですが、まだあちこちに万博の看板が残されています。完全に昔の姿を取り戻すのはもう少しあとのようです。なお、会場、及び会場近辺の変遷についてはおいおいアップしていく予定です。


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