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愛知万博訪問記
#11 レストラン 05/07/16 最近は、ひとりで夕方に万博へ行くことが多かったのですが(というよりも、ほとんどひとりですが)、今日は家内と家内の両親を誘っての訪問です。家内の両親(車で数分のところに居住)は、今日が初めての万博。自宅を出発するのが遅れてしまい、会場に到着したのが18時過ぎ。お腹が空いたということで、レストランへ直行することになりました。 1、アフリカ共同館・オーストラリア館のパフォーマンス 道すがら、軽快なリズムが遠くから聞こえてきます。音のする方は、アフリカ共同館の前のステージ(写真左)。ここは、私が一番最初に万博を訪れたとき、バンドメンバーとともに食事をした想い出の場所。当時はこの広場にほとんど人影もなかったのですが、最近はいつ来ても人だかり、特にライブをやっているときなどは、遠巻きでないとステージを覗き込むことはできません。それほどの人気スポットになっています。 今日の演奏は、どこの国かは確認できなかったのですが、6人のボンゴ奏者によるセッション(写真右)。2拍子の、「タタンタ・タタタタ」というリズムを基調にした演奏が延々と続き、脇で見学している彼らの仲間(アフリカ共同館のアテンダント?)が交替でダンスで加わります。アフリカ音楽(と、一括するのは危険かもしれませんが)は、ジャズはもちろんのこと、ラテン音楽にも多大な影響を与えているとされています。私は、普段からそのような音楽慣れ親しんでいるせいもあるのでしょうか、他の民族音楽に比べても、アフリカ音楽のリズムに自然と体が動きます。ここはいつ来ても音楽が楽しめますね。
いつ来ても楽しめるといえば、夕刻のオーストラリア館。今日も、帰り際、通りかかったのですが、いつものように音楽が聞こえ、人だかりができていました。夜9時を過ぎると、もう、どの外国館もひっそりとしているというのに、ここだけは別世界、大いに盛り上がっています。今日のライブは、若い男性のテナーサックスによるソロ演奏。カラオケをバックに、映画音楽やスタンダートなど、スローバラードを中心としたの演奏が続きます。これまた、観客の間にわけ入ったり、ステージの前に座ったり(写真右)と、サービス精神いっぱい。それに女性の間ではすごい人気のようでした。
昼間は、アフリカ共同館前広場のパーカッション演奏、夜はオーストラリア館前のライブ演奏、私のお勧めです。 |
2、レストラン 寄り道をしながら、やっと目的地のブルガリア館に到着、レストラン内は注文待ちのお客さんたちで、ここにも列が。しかし、ほとんどがヨーグルトやソフトドリンクの軽食、食事をとる人はパビリオン外の通路(イタリア館の前)に面したテーブルに通され、そこでゆっくりと食事をとることになりました。 万博の楽しみのひとつは、外国館併設レストランでの食事。せっかく万博に来ているのですから、味噌カツとかラーメンというのではなく、いろいろな郷土料理を試してみたいものです。ひとりで来ているときは、もっぱらカレー。いままで、エジプト、タイ、スリランカ、バングラディシュのカレーを満喫しました。 私がカレー、といっても欧風・日本風カレーではなく、インド風カレーの虜になったのは、学生時代に恐る恐る入った、神戸異人館のスリランカ・カレー専門店。これがインド・カレー初体験となりました。日本風カレーのようにとろみはないのですが、やたら辛いわけでもなく、食後は胃薬を飲んだ後のような爽快感。インド料理には多様なスパイスが使用されているわけですから、これも医食同源というわけですね。この体験以降、名古屋市内のインド料理専門店に通うようになったのは言うまでもありません。 万博の外国館併設レストランで食したカレーには、はずれなし、というのが私の感想(ちょっと高いのが痛い)。特にスリランカ館はお勧め。インド館・ネパール館など、まだ入っていない併設レストランも多くありますので、是非、これらのレストランでも多様なカレーを食してみたいものです。
さて、今日は、カレーは食べたくないという家内の意見に従い、どこかのガイドでお勧め一番だったブルガリア館のレストランに行ってみました。どれも手作りの伝統料理とのことです。4種類の料理を注文、4人で皿を回しながらいろいろと食してみました。まずは、サルミー(写真左)。メニューによると、「米を葡萄の葉で包みに煮込んだ伝統料理」。それに、キドニー豆のソーセージ添え、チキンステーキ、ポークステーキなどなど。 ご馳走を前にして、ついつい欲しくなるのが、ビール。よくあちこちの外国館で地ビールを飲んでいる人をみかけるのですが、実においしそう。、私も欲しいのですが、私は一口で真っ赤になってしまうので、昼間から飲むわけにもいきません。ところが、今日はもう当たりは真っ暗、帰りは家内の運転、ということで、遠慮なくいただきました。万博会場で飲む初めてのビール、最高です。ただ、日本のメーカーだったのが、ちょっぴり残念、今度は地ビールを飲んでみたいものです。デサートは、バラの花入りヨーグルト(写真右)とバラジュース、ブルガリア尽くしの夕食でした。ご馳走様です。
ゆっくりと食事をしているうちに、時刻はもう20時。義母の希望でコモン6のアジア館を急いで巡り、21時以降はグローバルループを右回りで1周、22時間際まで会場の夜景を楽しみました。今日は短い時間でしたが、家内の両親にも喜んでもらえたよう、また一緒に行きましょう。いつでも案内しますから(会場の地理は詳しいですよ、もう11回目ですから、いつのまにか)。 |
〔追記〕 10/13 最近、義母が体調をくずして外出も控え気味、万博はまったく予定になかったそうです。私が訪ねては、いつも万博の話ばかり、その勢いでとうとう一緒にいくことになりました。夏休みになると混雑するからと、話が持ち上がってすぐの訪問。結局、この一回しか一緒に行くことができませんでしたが、ゆっくりと閉場時間まで会場を散策できました。本当にいい時期に訪問できたと思っています。 |