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愛知万博訪問記

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 #31 上海ウィーク 05/09/23

 愛知万博も残すところ3日。とうことで、昨日に続いての万博訪問。地下鉄藤が丘駅からリニモへの乗換が連日、1時間待ちの大混雑と聞いているので、エキスポシャトルを利用して会場に行くことにしました。

 JR金山駅から万博八草駅へ。金山駅でみた、ホームにある案内表示も思わず撮影。今までは気にも留めていなかったけれど、万博の光景の一部なんですよね。リニモへの乗り換えも、開場を待つ北ゲートも写真のように大混雑。閉幕直前の祝日(秋分の日)ということもあって、来場者は23万人を突破した日でした。



 1、中国館

 愛知万博の次の万博が、2010年の中国・上海万博に決定しています。中国館も、上海万博のPRに余念がありません。中国館で話題のサニーガールズの演奏もまだ見ていなかったので、最初に中国館へ。いつも待ち時間なく入館できたのに、今日は既に長い列。

 演奏1時間前から、ステージ最前列に場所を確保してこの場所で待機。ステージやホールのあちこちには「上海」「2010」の文字や、上海万博のテーマが大きく表示されていますね。

 演奏開始時間には、ホールも超満員。中国の現役音大生による伝統楽器の演奏で、展示よりも話題になったバンドでした。伝統音楽や女子十二楽坊の曲を中心に、15分館の演奏、聞けてよかったです。

   

 何度も訪れたことがある中国館でしたが、今まで一度も足を運んだことがなかったスペースへ。上海万博のPRビデオが上映されている場所だったんですね。一人で胡坐を書いて映像を食い入るように見ていました。映像を見ている内に「あの場所を歩いてみたい」と強く思うように。後から思うと、これが上海万博へ行く最初のきっかけになりました。

 コモン1の入り口付近は、クウェート館のパフォーマンスや、これからパレードに出る”Sol Ban Ban”を囲む大勢の人で大変な盛り上がり様。そんなコモン1に別れを告げて、次のエリアへ(今日と最終日の2日間で、それぞれのエリアと最後のお別れに行く計画)。




 2、コモン2

 GLを右回りに移動、次がコモン2。どのパビリオンも長蛇の列なので、入館することなくエリア内を散策。メキシコ館の前では、男女2人によるパフォーマンス、初見ですね。記念撮影をする人も多く、周囲には人の輪が出来ていました。


 ステージでは、カナダ・ケベック州出身の双子姉妹”Similia"による演奏。
   http://www.similia.ca/index.html
 フルートとギターによる、クラシッカルな演奏。こちらもすばらしかったです。最後にお二人と記念撮影。後から見ると、にやけた顔で写っていますね〜。


 コモン2の様子は写真のよう。

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 3、上海ウイーク

 今日の目的の1つが、愛・地球広場で開催される「上海ウイーク」のステージ。次期万博の開催に向けてのPRです。こちらも、ステージが始まる前から広場は満席状態、後ろの方で席を確保しました。

 中国の著名な俳優や歌手が出演。功夫に京劇、中国らしいものが次々に登場。
 「2010に会いましょう」 「2010上海へようこそ」の文字に、心が動かされますね〜。

   


 4、会場風景

 開幕当初は1日、30〜40枚ほどしか撮影していなかったけれど、閉幕が近づいてくると万博会場の雰囲気を残して置きたいと思うようになり、撮影枚数もどんどんと増えていきました。今日1日だけで、350枚ほど撮影。パビリオンよりも、コモン全体の風景やGC上の人並みなど、スナップ写真的なものが増えていきました。下は、その中の一部です。

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 5、コモン5

 流れ流れてコモン5へ。ここは開幕初日に訪れ、ガラガラの広場で昼食をとった想い出深い場所ですね。最後にもう一度、南アフリカ館のカレーで閉めることにしました。売店では、万博グッズの大売り出し、最後の機会ということで、福袋を購入しておきました。


 コモン5と言えば、いつもパーカッシブな演奏を聴くことができたステージが印象的。今日は、南アフリカでも人気というバンドが出演するとかで、アフリカ館のスタッフの間でも評判になっているとか、聞きました。

 ンデベレ族のバンドとの紹介。一番びっくりしたのは、音楽的なことより言語的なこと。南アフリカ近辺の言語で特徴的とされるのが、吸着音。舌を鳴らしながら発音するという、他地域では見られない音。生まれて初めて聞いて、感激。音学ももちろん大感激。

 ただ、手拍子をしながら演奏を楽しむ人は少数派で、コンサートの盛り上がりに欠けていたのが少々残念に感じました。




 6、グローバルループ

 閉幕間近に撮影するようになったのは、何度も記していますが、グローバルループ。高低差が激しい青少年公園に会場が決まり、いろいろと危惧されましたが、このグローバルループの発想・建築で、この愛知万博も大成功だったのではないかと。

 何年か後、これらの写真を見ながら、この日の様子を回顧できたら、なんて今から考えています。

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 連日の万博訪問で体力気力も限界に来たので、夕方5時前に会場を後にすることに。北ゲート下の芝生では、皆さんお疲れの様子。閉幕間近の万博を堪能されたでしょうか。


 さて、明日は休養日。ゆっくり休んで、最終日を迎えたいと思っています。学校の卒業式を迎えるのに似た緊張感。同時に、日常生活の一部となっていた愛知万博が閉幕すると考えると、寂しさも感じますね。



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