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愛知万博訪問記

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 #26 「都市公園」へ 05/09/14

 1、グローバルループ、一周

 知万博の会期も残すところ10日余りとなりました。会場も隅から隅まで歩き回り、ほとんどのパビリオンは制覇した今、来場目的は、とにかく悔いのないように少しでも会場の雰囲気を味わっておくこと、そして会場風景の撮影です。開幕当初の撮影枚数は数十枚でしたが、それが最近は3百枚ほど。会場の様子を少しでも記録に留めておこうと思っているからです。

 そして急に思いたったのが、グローバルループ上の写真。GLは、上から下から横からと数え切れないほど撮影してきたのですが、GR上の写真はスナップ写真くらいでした。ここで思いついてのが、「GL一周」。GLを歩きながら、20歩すづつ進んだ地点で立ち止まり、進行方向と逆方向の風景を撮影するという、実にすばらしい(?)企画です。これらの画像をつないでいくと、会期後も「GL一周」が疑似体験できるというわけですね。


コモン3の東側 グローバルハウスの南側
コモン2の西側 北ゲートの南側


 西ゲートから入場してGLに足を付いたのが12時半。左回りでGLを撮影しながら歩くこと2時間、北ゲートの南側まで到着しました。これより先はかなりの混雑、今日はここで断念してこれより先は次回に歩くことにしました。

 しかし、帰宅して画像をみるとアングルがまちまち、統一性がありません。こりゃ、次回も一からやり直しですね。



 2、「都市公園」へ

 博閉幕目前になって、会期後の会場跡地の利用も検討されるようになってきました。愛知青少年公園当時の状況に現状復帰するというのが当初の計画でしたが、会期中の施設も一部存続させ「都市公園」として整備しよういう動きが進んでいるようです(こちら参照)。

 残されることが決定しているものには、次の施設があります。
  ・迎賓館とレセプションホール
  ・グローバルループの一部(コモン3〜4)
  ・愛知県館事務棟
  ・サツキとメイの家
  ・大観覧車
 
 大阪万博の施設が今でも数多く残されているのに比べ、なんとも寂しい限りです。でも、GLが残されるというのは、万博ファンにとって一番のプレゼントですね。


 博会場から都市公園へ、どのように変遷していくのか非常に楽しみにしています。ここに来てもうひとつ思いついてのが、会場の定点撮影です。同じ位置から時を置いて撮影することにより、景観の変遷が一目瞭然です。ヒントは、大阪万博のエキスポタワーの取り壊しの様子を定点撮影しているサイト『エキスポタワー写真館』「解体観察写真日記」。もうひとつは、故郷の山が石灰採掘のために削られて小さくなっていく様子を、何年も前から、実家に帰るたびに撮影していいるからです。

 会場内外を散策してきて、いくつかの定点撮影の候補地を探してきました。会場外では、砂防公園からみたGL、リニモ駅からみた北ゲート、などなど。会場内も定点撮影しなければと思い、最近は手当たり次第に会場の光景を撮影しています。

 ただし、注意点がひとつ。当然のことですが、パビリオンやGLなど、多くの仮設施設は撤去されてしまいますので、そこからの定点撮影は会期後には不可能になってしまいます。したがって、「地面の上」からの撮影ということになります。例えば、以下のような光景。いずれも、地面の上からの撮影です(クリックすると拡大します)。

 これらの撮影地点から再び撮影できるのはいつになるんでしょうか。都市公園の再開が楽しみです。




 3、雨のグローバルループ

 蛇の列ができたパビリオンに入ることもなく、地球市民村や企業ゾーンB、それにコモン1を撮影しながら散策。コモン2を過ぎた辺りで、久しぶりに森の自然学校(北の森)へ行こうかとGLから下に降りたところで、にわかに空が真っ黒に(写真左上)。

 これは一雨来そうだと、急いでGLの下に避難しました(写真右上)。すると、まもなく夕立、GLの下でも傘を差さずにはいられないほどの降りとなってきました(写真左下)。GLの支柱を流れ落ちる雨水を見上げながら、こんな万博風景もありかな、などとのん気に構えながら、足止めを食った多くの人たちとともに、GL下での小休止です。

 雨も小止みになり、傘の花が咲くGL(写真右下)を歩きながら西ゲートへと急ぎました。


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