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上海万博訪問記 

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 #3 4日目(6月14日)

 4、田子坊

 (1)田子坊

 上海4日間の旅もいよいよ大詰め、最後の訪問地は田子坊。旧フランス疎開地の古い住居を利用して、10年近く前から、ショップやギャラリーが集まるようになり、新しい観光スポットとして人気を集めている、そうです。

 バスを降りて、閑静な住宅街を進むと、その田子坊の入り口に到着しました[14:45]。このころから、ポツリポツリと雨が。当初の天気予報では、万博の訪問予定日も雨とのことでしたが、なんとかここまで天気が持ってくれてラッキーでした。

泰康路 田子坊正門

 田子坊の入り口で解散、これより45分間は自由行動ということに。レンガ造りの住居を改造したシャレた雰囲気のギャラリーや雑貨屋、飲食店などが続いています。一角は迷路のよう、建物の構造も異国情緒たっぷり。ただ、すっかりと観光地化されてしまっていて、今までバスの車窓から眺めてきた下町を歩いてみたいと思っていた私としては、ちょっと期待はずれの感も。


 自由時間がまだたっぷりとあったので、田子坊の前の泰康路をぶらっと東の方へ。本屋へ行きたくて、あちこちで尋ねたのですが、近くにはないとのことでちょっと残念。そんな中、市場があったので中へ入ってみることにしました。

 「巨鹿集団泰康菜市場」という、10軒近くの店舗が入る中規模の市場。肉や野菜のほか、生きた鳥もいて、日本とは違うものだなと感心。庶民の市場という雰囲気満載、そう、こういう所を訪問してみたかったんですよねぇ。この市場にも、万博関係のポスターがあり、しっかりと撮影(こちら


 次は、近くのコンビニ「好徳」へ。中国では有名なコンビニだそうです。万博関係のものがないかと店内を物色。万博のガイドブックがあったので購入。他には、写真右のようなトイレットペーパーも。上海万博のロゴと海宝。愛知万博でも生活雑貨にモリコロが付いてものも随分あったものですが、こちらでも同様のようですね。



 (2)帰路へ

 これで上海4日間の全日程が終了、バスで空港へと向かいます[15:30]。途中、万博会場のあちこちから眺めていた盧浦大橋を北から南へと通過、今度は反対にその盧浦大橋の上から会場を眺めることになります。バスの右側に座っていたので、車窓から見えた光景は東側ということになります。一瞬のことでしたが、急いでシャッターを押しました。

 まずは、ヨーロッパ州のパビリオンが集まったエリア、高架歩道の南側の様子ですね。右側にフィンランド館やギリシャ館、左側にはフィンランド館が見えます。


 フィンランド館が右側に移動、その手前にはデンマーク館。高架歩道の上を歩いている人もよく分かります。


 高架歩道の左側には、チェコ館とヨーロッパ共同館。チェコ館の屋根の上の「捷克共和国」の大きな文字が読めますね。


 そして、万博会場で最大のバス専用駐車場、17号駐車場。遥か向こうまでバスで埋め尽くされているという光景も、圧巻です。


 バスは、上海の街中を離れ、バスは田園や工場が立ち並ぶ郊外へと進みます。工場の上に取り付けられている、万博の看板が目に飛び込んできました。万博の雰囲気に溢れた上海とも、これでお別れです。


 (3)帰国

 18時半には上海浦東空港を発つ予定でいたのですが、飛行機が2時間ほど遅れて、名古屋に到着したのが23時半。名古屋方面の最終電車も出た後だったので、セントレアに宿泊する方も何人かいらっしゃいました。明日から仕事の私は、同じ方向のご家族と相乗りで名古屋へ。帰宅は1時過ぎとなりました。最後はちょっとどたばたしましたが、上海万博4日間の旅もこれにて無事終了です。

 次の日は、名古屋の街を車で走っていても、心はまだ上海にいるよう。遠くで大きな声が聞こえてくると、ついつい中国語に聞こえてしまうなんてことも・・・ 。上海の街も刺激的でしたし、万博も心行くまで堪能してきたし、充実した4日間でした。4日間で撮影した写真も、2千800枚、よく撮ったものです。1週間前の天気予報では、万博訪問予定の土・日曜日が雨となっていましたが、天候にも恵まれて最高の旅でした。ツアーを企画いただいた、代表の牛田さんを始め、ご一緒されていただいた万博ファンの皆さんにも感謝です。

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