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万博遺跡レポート
#70 コスモス畑 07/10/17 久しぶりの平日の記念公園訪問。リニモ駅から北口駐車場を見下ろすと、駐車されている車は1割にも満たず、公園内もガラガラ状態。ところが、大型バス専用駐車場へ目を移すと、観光バスが十数台。今日は気候も爽やか、朝から幼稚園の遠足のようです。円形広場やモリコロショップの前は、休憩中のお子さん達で賑わっていました。子供の声が響いているというのも、心休まる光景ですね。 1、コスモス畑〜 [コモン1・2] 今日の一番の目的は、先月28日に開放された新しいエリア、「コスモス畑」です。EV棟から眺めると、今まで殺風景だった芝生広場の向こう側に、ピンクと白の区画が拡がる「コスモス畑」が一望できました。
(1)コスモス畑 人影もまばらな大芝生広場ですが、新しくできた「コスモス畑」周辺は、ちょっとした賑わい。カメラを構えた人や散策する人、近くで休憩する人がみられました。面積は6300u、約20万本のコスモスが栽培されているといいます。「コスモス畑」の位置は、[ワールドレストラン](WR)の北東から、[コモン1]の[インド館]の前あたりでしょうか(左図参照)。それではさっそく、中へ入ってみることにしましょう。
新しく開放されたエリアに入るのは、第一期・第二期オープンについで3回目。今までと違った地点から公園を観察できるというのも、新鮮な気分になります。 南半分は、白や赤、ピンクの混合。写真@は環状園路途中から[ワールドレストラン]と温水プールを眺めた図。写真Aは視線を北へ移し、EV棟やリニモ駅を眺めた図。地図をご覧いただくと分かりますが、畑の中にも小道が設けられていて、花畑の中へ入ることもできます。 小道を進むとまん前に一本の木が見えます(写真B)。さて、問題です。この木は会期中、どこで見ることができたでしょうか? 答えはこちらです。「リニモ駅からみたコモン2」を見る限り間違いないと思われますが、木が2本から1本に減っていますね。 そして、北半分は「イエローキャンパス」と呼ばれているエリア。クリーム色の花で埋め尽くされています。コスモス畑の見ごろはまだまだ続きます。花が咲き誇っているうちに、会期中と現在とを比較した定点撮影を行いたいと思っています。
(2)芝生広場 「コスモス畑」の北側の芝生広場は、現在も芝生養生中につき、立ち入り禁止。「コスモス畑」の北端から温水プールを眺めたのが、写真左。会期中はこの前にグローバルループが通っていたんですが、現況から当時の様子を想像するのも難しいですね。 視点を西方向から北東方向へ移したのが写真右。現在の[コモン1]です。中央に円柱状の建物が見えますが、青少年公園時代よりずっと残っていて、まるで"遺跡"のよう。でも、ランドマークとしては貴重な存在となっています。
(3)環状園路 正式名称は知りませんが、グローバルループと同じ位置に設置されている園路を、ここでは便宜的に環状園路と呼んでおくことにします。「こいの池」の北側から[ワールドレストラン]の北側で途切れていた環状園路も、コスモス畑の東まで延長。地図でいうと、右下から左上までに当たります。 「コスモス畑」の東側で通行止め、ここには園内周遊バスの新しいバス停が設けられています。これより先は工事中ですが、勾配の手前まで既に完成のようです。これより先へ進むと、北口駐車場の南、EV棟の北側に出るわけですね。
(4)[コモン1・2] 「コスモス畑」が開放されたことにより、今まで見ることのできなかった区域も近くから観察できるようになりました。環状園路の外側に広がる、[コモン1・2]の奥半分です。 写真左が[コモン1]。「県民公園」が設置される予定、県民と協力して公園つくりを進めていく場所、と位置づけされています。そして、写真右が[コモン2]。こちらはキャンプ場の予定地となっています。
2、花の広場〜[コモン6] 「コスモス畑」の整備が終了したことで、次の整備重点区域は「花の広場」=[コモン6]へ移動です。第一期オープン以来ほとんど変化がなかったこのエリアも、前回訪問時より、重機の動きが活発です。 北駐車場の南側を通る環状園路も、記念館の前で通行止め。それより向こう側は、谷底になっていました。それが今日は、園路の造成工事が開始されました。谷底に土が運ばれ円形レストランに向かってなだらかな傾斜が造られていました(写真@)。 「散策の森」から見下ろす[コモン6]の整備工事もなかなか興味深いものです。記念公園開園時より毎月眺めてきた風景の、ここに来てやっと変化がみられらるよになりました。連絡路も姿を現してきましたね(写真A)。 [コモン6]の南側に出ると、高台の角が削られて、なだらかな傾斜を見せています(写真B)。どのように変化していくのか、毎月の観察も楽しみになってきました。東隣の大花壇も整備が進行中、「なだ万」があった一角も埋め立て工事が始まっていました(写真C)。
3、西口・公園広場 今回から工事が開始されたのは、西口駐車場と「こいの池」にはさまれた区域(写真A)。日本の塔「月」のある一角です。「西エントランス広場」の予定地ですね。案内板には「公園広場と噴水設備」の工事とあります。 多目的広場や西エントランス広場などの整備工事のため、駐車場北側半分や日本の塔「月」の仮設通路は立ち入り禁止に。変わって、前回まで進入禁止だった、こいの池の東岸沿いの通路が開放されていました(写真B)。階段に降りることはできませんが、すぐ際まで行くことができるようになりました。この場所もよく休憩したところ、懐かしいですね。
これからの整備工事・予定 第一期・第二期オープンにともない一括して広大な区域が開放されてきた記念公園ですが、今回の「コスモス広場」の開放は、今後整備が終了されたエリアは順次、開放していくということの前例となりました。今後、整備が進むエリアと工事終了日を改めて示すと、下図のようです。 今年は、「多目的広場」と「大花壇」(憶測)、来年には「花の広場」と「西口広場」が続きます。これはなかなか目が離せませんね。それと、定点撮影も忙しくなりそうです。
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