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万博遺跡レポート 

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#19 「最後」の企業館、トヨタグループ館 06/01/23
 
 
「万博オタク」

 愛知万博が閉幕して4ヶ月、会場跡では「万博オタク」の姿を今でもよく目にします。特に、日曜日の北ゲート周辺では入れ代わり立ち代り車が到着、見学者の絶えることはありません。今日は、そのような「万博オタク」のお仲間と話をする機会をいただきました。

 瀬戸会場の日本館・愛知県館で撮影をしていると、乗用車が一台到着、私と同じように会場跡の撮影を始まられました。次の「市民パビリオン」前だけでなく、長久手会場のトヨタ館前でも、またまたばったり。この方、私と同世代、名古屋市内からいらっしゃっているKさんとおっしゃる方。
 私    「こちらには、よく撮影にいらっしゃるんですか?」
 Kさん  「開幕後、毎週来ています。」 「開幕前はそんなに万博に関心はなかったのでけれど、途中からハマってしまい、20回近く訪問。閉幕後も撮影に通っていて、職場では『万博オタク』と言われています。」
 私とまるっきり同じじゃないですか! すっかりうれしくなってしまいちょっとの間、お話をさせていただきました。

 世間一般では「万博」はもう過去のこと、「万博オタク」は完全なマイノリティーです。名古屋における「隠れ巨人ファン」ではないですが、万博が趣味だなんて、口が裂けてもいえません。「万博」のバの字でも口に出そうものなら、それこそ白い目でみられてしまいます。私の周辺では、話相手は同業者のIさんだけ。顔を合わすと今でも情報交換をしています。

 他の趣味では、その道に対する「熱き想い」を語り合える仲間がいます。でも、万博に関してはちょっと孤独。それが、11月に北ゲート前で話をさせていただいたRさんとのご縁で、私も万博ファンサイト(「EnjoyTravel.jp(旧・Enjoy愛知万博)に顔を出すようになりました。今日のKさんにも、その万博ファンサイトと私のサイトをちゃっかりと宣伝させていただきました。万博ファンは万博ファン同士、大いに語り合いたいものですね。


 トヨタグループ館

 「もう企業館は、トヨタ館だけになってしまいましたね」とKさんがおっしゃるトヨタ館(写真左)。この1週間でかなり撤去が進みました。周辺を覆っていたパイプの壁も少なくなり、メインショーに使用されていた円形劇場の入り口や椅子を確認することができました(写真右)。瀬戸日本館の撤去中の円形劇場を外から見たときと同様、ちょっと寂しいものを感じますね。このまま撤去が進めば、来週にはもうないかもしれません。



 アフリカ館

 アフリカ館の撤去も、かなりのスピードです。南側の砂防公園から見ていると、前回とあまり変化がないように見えます(写真左)。それが、壁に開いた穴(写真右)を覗くと、あるはずの建物がなくなっていて、後方のグローバルループが見えました。



 北側へ回ると、びっくり。アフリカ館はコの字型をしているのですが、「NEDOパビリオン」「南アフリカ館」のあった北側の一辺が完全に姿を消しています(写真左)。そして、アフリカ館を囲んでいた竹の柵も撤去が始まった様子(写真右)。アフリカ館は閉幕後、毎週その変らない姿を撮影、アップしてきましたが、来週はきっと大きな変化があることと思います。



 遊びと参加ゾーン

 最近、ぼつぼつと会期中の写真を整理してはサイトにアップしています。先週は「遊びと参加ゾーン」の南エリア。私の好きだった、グローバルループから「風の広場」へ下りるスロープは早々に撤去されてしまいましたが、「風の広場」や「水の広場」は公園再開後もそのまま使用されるようです。
 
 現在の姿はご覧のようです。手前にあった西ターミナルが完全に撤去されているのと対照的に、その向こうの公園は会期中の姿、そのままです。


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