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愛知万博訪問記

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 #1 愛知県館コンサート 05/04/10

 1、愛知万博、初訪問 
 
 
月開幕した愛知万博へ行ってきました。長久手愛知県館「あいち・おまつり広場」において、毎日催事が催されているのですが、今日は「県民参加催事」の日、私たちのバンドも参加してきました(私はビッグバンドでサックスを演奏しています)。

 朝9時にいつもの練習場に集合、数台の車に分乗して会場近くの長久手駐車場(ガラガラ)へ移動、そしてそのままシャトルバスで会場へと向いました。場所は旧・青少年公園。ここへは何度か遊びに来たり、仕事でよく前を通っていたりで、なじみの深い場所、久ぶりに訪れた同所の第一印象は「えれぇー、変わってまったなぁ、ふんとに。何にもねぇとこやったに」というものでした。


 いったん、愛知県館(日本ゾーン)の裏の控え室テントに集合、本番まで打ち合わせ以外することもなく自由行動となりました。近くの飲食店街へさっそくビールを飲みにいく(年長者)グループもあれば、「まー、ラーメンでええわ」というグループも。私と数人の若いメンバーは、「せっかく来たで、ちょっと変わったもんでも食べに行こ」ということで、隣のグローバルコモン5(アフリカ)へ行ってきました。

 各パビリオンを見学後、南アフリカ館の「アフリカレストラン」で「サファリセット」なるものを注文、パビリオン前の広場で昼食にしました。「何だ、これ(答、クスクス)」「ちょっと変わった匂いがするな(答、香辛料のクミン)」「えらい辛いな」などと言いながら、気分はすっかり万博気分。昼の打ち合わせの後は、コモン3(ヨーロッパ)を回ることにしました(写真左)。列が出来ているドイツ館以外は、ほぼ制覇。ブルガリア館では、素敵なデザインのぐい飲みを記念に購入してきました(そう言やあ、大阪万博の時はブルガリア館でペーパーナイフを買ったなぁ、確か)。


 愛知万博はよく大阪万博と比較されますし、私の周辺でもよく大阪万博の話が出ます。9歳だった私は当時のことを鮮明に記憶しているのですが、4・5歳若いメンバーは記憶もおぼろげ、20代のメンバーに至っては「まだ、生まれてませんでしたよ」「エッ!?」。大阪万博では各パビリオンのパンフレットを集め、記念スタンプを押しては喜んでいたのですが、今日の私もまったく同じ。彼らに「杉崎さんて、子供みたいだね」などと言われながら、35年ぶりの万博をすっかり堪能してきました。

 起伏の激しい会場はグローバル・ループで結ばれ、移動も快適、景観もなかなか良好。GLの上はグローバルトラム(写真右)や自転車タクシーが行き交うのを見て、大阪では電気自動車だったのを思い出しました(懐かしい)。狭い狭いと言われながら、実際に歩いてみるとなかなかの広さ。今日は2つのゾーンを回っただけでしたが、もうへとへとになってしまいました。


パビリオン グローバルトラム



2、愛知県館コンサート

 14時過ぎに全員集合とのメールが携帯に。今日は何をしに来たのかをやっと思い出し(失礼)、控え室へ戻りました(顔の真っ赤な人も)。楽器、ステージの準備(写真右下)、そして3時過ぎから演奏開始です。200人くらいの座席はほぼ満席、GLの手すりごしに演奏を聞き入る人もみられました。演奏中、ちょっと驚いたのがステージ後ろのモニター、そこにはソロをとっているS谷君のアップが。私が気がつき振り返って眺めていると、他のメンバーもいっせい後ろ向きに。このような和やかな雰囲気の中、40分5曲のステージも滞りなく終了しました。

 数日前の天気予報では、今日は昼から雨とのことでしたが、なんとか雨も降らず1日もってくれました。おかげで、多くのお客さんの前で演奏できたました。「人生1度は万博だ」ではないですが、記念に残る万博での演奏、いい想い出になりました。そしていつものことながら、応募から煩雑な手続きまで引き受けてくれた、事務局のI上君に感謝、感謝です。

 賛否両論ある愛知万博ですが、せっかく近くで開催されているのですから、しっかりと楽しみたいものです。次回は家族と訪問、各パビリオン併設のレストランで珍しい食材をいろいろと研究してきたいと思っています。


愛知県館「あいち・おまつり広場」 ステージの準備




(追想) 05/10/02

 ンドによる県民参加催事が、32回にもおよぶ愛知万博訪問の発端でした。3月25日に開幕、バンドによる訪問が2週間後に決まっていたので、それまでは特に急いで行こうという気持ちもありませんでした。


 博の第一印象は、会場へ向かう高速道路や新しく設けられたパーク&ライド駐車場「長久手駐車場」、そして会場がガラガラだったということ。会場へ向かう道すがら、メンバー同士で万博の行く末を大変心配したものでした。また、当日昼食をとったアフリカ共同館前の広場。私たちのほかは、女性がひとり昼食をとっているだけという状態。会期中頃からの混雑を思うと、別世界のようだったのですね。

 個人的にちょっと残念なのは、当日の演奏の写真がないのがひとつ。近くのスタッフの方にお願いをしたのですが、写っていませんでした。もうひとつは、第1・2回訪問で撮影した万博の写真のデータを消失してしまったこと。サイトにアップしてあった写真が残っているのがせめてもの救いですね。3回目訪問以降の写真のデータはしっかりバックップしてあるのは、言うまでもありません。

 
 毎月年3・4月は、バンド活動などで日曜日も忙しく、万博に通えるようになるのはゴールデンウイークの定期コンサート終了後のことになります。会場が空いていてさわやかなこの時期に、会場へまったく通えなかったのは、今から思うとちょっともったいなかったですね。

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