万博を歩こう・TOP > 万博遺跡レポート > 3-113

万博遺跡レポート

 ←前へ 次へ→ 


 #113 リニモ de 夏まつり 10/07/17

 愛・地球博記念公園が開園して4周年になるのを記念して、「モリコロパークお誕生会」が催されました。1周年記念イベントには参加したけれど、2・3周年記念のときはそれぞれ、松江・姫路と城巡りの旅に出ていたので、開園イベントは個人的には3年ぶりということになります。


 地球市民交流センター

 仕事を終えてからリニモで記念公園へ直行。記念公園の新しい顔となる「地球市民交流センター」も外装工事がほぼ完了のようです。体育館の白いドームも、交流センターの上の散策路も長い工事を終えて、完成予想図でずっと見てきた姿が、いま、目の前にあります。

 10月1日には一般開放され、2・3日は開館記念イベント。そして9〜29日はCOP10イベントが開催されるなど、イベントも目白押しのようです。オープンまで2ヶ月半、こちらも楽しみです。



 リニモ de 夏まつり
 

 「モリコロパークお誕生会」の会場、1・2回目が大芝生広場、3回目が西エントランス広場、そして4回目の今回は大観覧車下のこども広場と移動してきたようです。主催が「長久手町リニモ活性化会議」ということで、イベント名もずばり「リニモ de 夏まつり & モリコロパークお誕生会」。


 開催時間よりやや遅れて、大観覧車下へ。NPOのブースや屋台が多く出展していて、もう既に写真のようにかなりの活気。周辺を散策していると、イベントでいつも会う万博ファンにお会いしたり、先月に上海万博ツアーでご一緒した方に再会したりと、こちらもうれしいものです。
 

 ステージでは、地元の子供たちによる鳴子踊りや和太鼓、そしてお馴染みのモリコロのステージがあったりと、手ごろな広さの会場に、手作り感のあるプログラム、会場は和やかな雰囲気です。



 夕暮れの公園散策

 夕日が落ちて、大観覧車がライトアップされるまで、夕暮れの記念公園を散策してくることにしました。愛知万博が閉幕して、毎月、定点撮影に訪問している記念公園ですが、先月の上海万博会場を見てきた目から改めてこの場所を眺めると、緑の多さに改めて気付かされます。

 上海万博が、河川沿いの広大な平坦地で開催されている「河の万博」「街の万博」であるのに対し、愛知万博は「森の万博」「丘陵地の万博」そして「自然の中で開催された万博」であったと再認識しました。このように森の中で開催されるに至った経緯は皮肉なものですが、結果的に、愛知万博は万博史上、森の中で開催された特異な万博、と位置づけされることになるかもしれませんね。


 愛知万博が閉幕して5年。記念公園を散策していても、会期中の様子は段々と記憶の彼方に消えつつあるようですが、上海万博の喧騒に触れてからというもの、愛知万博の会期中の賑わいがちょっと思い出されたようです。夕暮れの公園を散策していても、5年前には目の前に、あの上海万博のような人の波とライトアップされたパビリオンが広がっていたんだなと、ちょっと記憶が甦ってきたりしました。


 
  リニモ de 夏まつり
 日が落ちてきて、大観覧車もライトアップが始まったようです。先ほどよりも、人出はずいぶんと増えてきているよう。


 ステージでは再びライブが始まり、屋台には長い列ができています。ライトアップされた大観覧車下でのイベントは、3年前の秋祭り以来のことと記憶しています。あれ以降、このような夜まつりはもうないものと思っていましたが、「夏まつり」としてここに復活してことはうれしいものです。

 最後は幡豆町の手筒花火の実演、会場のあちこちで歓声が起こり、「夏まつり」もなかなかの盛り上がりようです。会期中、地球市民村があった芝生広場では、学生によるイルミネーションの装飾がされ、会場をより華やかに彩っていました。


 久々の夜の記念公園を満喫し、帰路に着きました。来年もまた、機会があれば訪れたいものです。

←前へ 次へ→